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寝起きの吐き気から考えられる2種類の病気「逆流性食道炎」「過敏性腸症候群」

 

寝起きはお腹が空っぽですので何となく胃部に不快感を感じるという方は多いようです。ですが多くの場合、起き上がってトイレに行き、ご飯を食べるころには治っているのです。

 

寝起きの胃部の不快感が強く、尚且つ吐き気もあるという場合には病気の可能性があります。

 

寝起きの吐き気から考えられる病気「逆流性食道炎」

逆流性食道炎は最近、メディアなどでも注目されることの多い病気です。胃液や消化途中の食べ物が食道に逆流してくることからこの名前がつけられました。

 

夜食べたものはもう消化されているので、寝起きの吐き気の場合は胃液の逆流が主な症状と考えられます。吐き気の他に常に胸焼けがあったり、胸のあたりが痛いなと感じるのであれば逆流性食道炎の可能性が高いです。

 

寝起きの吐き気から考えられる病気「過敏性腸症候群」

過敏性腸症候群も逆流性食道炎と同じように最近注目されている病気の一つです。ただし、過敏性腸症候群の場合には逆流性食道炎とは異なり、下痢や便秘が主な症状で、それに付随する形で吐き気があります。

 

ストレスを感じると便秘や下痢を引き起こすのが過敏性腸症候群の特徴でもあります。吐き気だけではなく慢性的な下痢・便秘がある場合には過敏性腸症候群の疑いが強いです。

 

寝起きの吐き気を伴う病気には、過敏性腸症候群や逆流性食道炎などがあります。過敏性腸症候群は慢性的な下痢や便秘を、逆流性食道炎は胃部の不快感や胸焼けなどを吐き気の他に伴うのが特徴です。

 

胃腸風邪の後に続く下痢は過敏性腸症候群かも?!

特に胃腸に異常がないのに、下痢と便秘を繰り返すのが特徴の過敏性腸症候群(IBS)。

ストレスが原因とも言われますが、過敏性腸症候群を発症するきっかけに、感染性腸炎が関係していることはご存知でしょうか?

 

感染性腸炎とは?

 感染性腸炎には、細菌性腸炎とウイルス性腸炎の2種類があります。

 

・細菌性腸炎

細菌性腸炎とは、いわゆる食中毒です。O-157などの大腸菌ややサルモネラ菌に代表されるような細菌が食べ物を介して口に入ることで発症します。

 

・ウイルス性腸炎

ウイルス性腸炎はロタウイルス・ノロウイルス・アデノウイルスのようにウイルスを介して感染します。子供や高齢者で感染が広がりやすく、吐物や便から浮遊したウイルスで感染してしまいます。

 

感染性腸炎後、どのくらいの人が過敏性腸症候群になるの?

英国の学術誌に発表された研究結果によると、感染性胃腸炎を患った人の3割が過敏性腸症候群に移行したと発表されています。

日本でも、過敏性腸症候群の患者さんの多くに、過去に感染性腸炎にかかったことがある人がいたそうです。

 

海外の研究では、更にストレスに弱い人が過敏性腸症候群に移行したという結果も合わせて示されています。

 

感染性腸炎と過敏性腸症候群との関連ははっきりわかっていませんが、腸の粘膜が腸炎の変化を記憶してしまうという説や、腸炎によって腸内細菌に変化が起こるという説もあります。

 

一旦腸炎が治ったら、もう大丈夫?

感染性腸炎の症状が治まってからしばらくして、過敏性腸症候群の症状が現れることもあります。

 

感染性腸炎が原因の場合、治療法はどうなるの?

感染性腸炎がきっかけとなって過敏性腸症候群を発症した場合は、抗生物質を一定期間服用することで改善する可能性があるという意見の医師もいます。

今後は、除菌療法なども開発される可能性があるようです。

 

感染性腸炎は、発熱やひどい嘔吐・下痢など、症状そのものも辛いことが多い病気です。過敏性腸症候群につながる可能性があるならば、なおさら感染には十分注意をしていきたいですね。

 

感染性腸炎の予防の基本は、やはり「手洗い」です。調理の前やトイレの後、食事の前の丁寧な手洗いを習慣化しましょう!

 

腹痛や腹部不快が繰り返し起こる過敏性腸症候群の診断基準って?

既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、過敏性腸症候群(IBS)とは、便通異常と腹部不快感あるいは腹痛を伴うもので、排便することによって症状が軽減あるいは消退するものをいいます。

 

その診断基準は2006年に改訂されたRomeⅢに定義されています。

定義の大前提として、機能性消化管障害とは認められないということがあります。

 

◆過敏性腸症候群(IBS)の診断基準◆

過去3か月間、週に3日以上にわたって腹痛や腹部不快が繰り返し起こり、次の項目の2つ以上がある。

 

1. 排便によって症状が軽減する。

2. 排便頻度の変化が同時に起こる。

3. 便性状の変化が同時に起こる。

 

*6か月以上前から症状があり、3か月間は上記の基準を満たしていること。

*腹部不快は、痛みではないが不快な症状、病態生理学的研究や臨床研究に際しては、週に2回以上の痛み/不快症状があるものを対象とすべきである。

 

実際には、便通異常と腹痛あるいは腹部不快の症状をみとめることが殆どで、排便によって症状は改善するものの、このような症状が慢性的に出没するという状況があるようです。 

それがほかの疾患によるものではないと考えられるときは、過敏性腸症候群と診断されます。

 

日常生活に支障をきたす程度を「慢性的」と捉えるという基準がありますが、このような症状が慢性的にあるということを考えると、大変辛い疾患であることは間違いありません。

 

症状に合わせた治療薬も今は様々なものがありますので、生活改善や心理的なフォローで改善しない場合は、薬に頼るというのも一つの選択肢であるといえるでしょう。

 

過敏性腸症候群チェック

近頃増加の著しい過敏性腸症候群ですが、自分で判断するのは難しいもの。

 以下のチェック項目を確認し、過敏性腸症候群の可能性があるかどうかチェックしてみましょう。

 

(1)下痢、もしくは便秘が続いている

 はい→質問(2)へ

 いいえ→過敏性腸症候群ではありません  

 

(2)「お腹が痛い」

 「お腹が張っている」

 「お腹がゴロゴロする」

 「ガスが溜まった感じがする」

 

 上記の症状が少なくとも一つ以上ある

 はい→質問(3)へ

 いいえ→過敏性腸症候群ではありません。

 

(3)便に血が混じることがある

 はい→結果Aへ

 いいえ→質問(4)へ  

 

 (4)最近、体重が減少してきた

 はい→結果Aへ

 いいえ→質問(5)へ 

 

(5)夜中にお腹が痛くて目覚めることがある

 はい→結果Aへ

 いいえ→質問(6)へ 

 

⑥ストレスなどで、症状がひどくなる

 はい→結果Bへ

 いいえ→結果Aへ

 

結果

A:器質的な胃腸疾患の可能性が疑われます。消化器科を受診してください。

B:過敏性腸症候群の可能性があります。

 

(Photo by:http://www.ashinari.com/

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-13掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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