美容・ダイエット
爪を保護してくれている「ハイポニキウム」は大事にしよう!理由とお手入れ方法
自分の爪、まじまじと見たことありますか?爪を手のひら側から見ると、爪と指の間に、皮みたいな皮膚があるのがわかると思います。この皮みたいな皮膚のことを「ハイポニキウム」といいます。自爪でネイルアートをやっている人であれば、キチンとケアしている人も多いと思います。
ハイポニキウムの役割とお手入れ方法をご紹介します。
爪の構造とハイポニキウムの役割
爪というのは実は爪全体が皮膚とくっついているわけではないそうで、爪のサイドと根本部分とハイポニキウム部分がくっついて、それ以外の部分はあまり固定されていないそうなんです。だから、強い力がかかると意外と簡単にはがれます…。
ハイポニキウムは爪を維持するのにとても大事な部分といえます。
ハイポニキウムのもう一つの役割
「ハイポニキウム」は爪の維持以外にも、重要な役割を持っています。それは、菌から指先を守る事です。爪とハイポニキウムが隙間なくくっついていることにより、指先からバイキンがはいってくるのを防ぎます。
また、爪が小さいと悩む人は、ハイポニキウムの位置が上に上がっていくことで、爪を大きくすることができます。
ハイポニキウムのお手入れ方法
一番手っ取り早いのは、シャンプーです。髪を洗う時に指先の汚れも一緒に落ちます。シャンプーまで待てないという場合には、爪ブラシや使い古しの歯ブラシなどで手を洗う時にでも優しくこすってあげてください。
手を洗った後は、乾燥を防ぐため、クリームやオイルなどで保湿をしましょう。乾燥が原因で、爪からハイポニキウムがはがれてくる場合があるからです。
美しさを求めすぎると危険
ネイルアートをする場合、キレイに見せたいがゆえにハイポニキウムをぐいぐい押してしまうことがありますが、あまりお勧めしません。
雑菌が入る事もありますし、何より痛いんです。
余談ですが、著者は小さい頃から爪とハイポニキウムが長く、爪を切っても切っても指先から見えてしまうため、いつも爪の検査(学生の頃爪がのびていないかチェックがありました)では怒られていました。
そのため、ネイルカラーをするまではそれが悩みでもありました。しかし、ハイポニキウムが大事なものと知ってからは少し大事にするようになりました。
爪は指先を守ってくれる大事なカラダの一部です。
乾燥するこれからの季節、しっかり守って、美しい爪を保ちましょう!
実は爪切りを使わない方がネイルケアにはよい!その理由とは?
小さいころから当たり前のように使っているという方も多いのが爪切りです。幼いころは親に爪切りをしてもらって、いつの間にか自分でするようになったという方が多いでしょう。ですが、実は爪のことを考えると爪切りは使わない方が良いと言われています。
爪切りは爪を傷つける
爪切りを実際に使ってみるとわかりますが、パチンという結構大きな音がしますよね。あの瞬間、実は爪にかなりの刺激とダメージがかかっています。
爪は元々強い組織ではなく、薄い膜がミルフィーユのように重なって出来ています。
しかもアーチ状の爪に対して真っ直ぐな面の爪切りを当てるのは角度が合っていないということでもあります。ですのでミルフィーユ状の爪の一部がはがれたり、筋が入ったりします。
エメリーボードを使おう!
爪切りの代わりにネイルケアとして使うのをおすすめしたいのがエメリーボードというものです。エメリーボードは爪やすりとも呼ばれており、安いものであれば1個100円くらいで売っています。
なお、エメリーボードには目の粗いものと目の細かいものがありますが、爪をしっかり守りたいなら目の細かいもの(目安は400グリッド程度)をお勧めします。
爪は適度な状態でケアをしよう
エメリーボードを使うときの注意点の一つは爪がびしょびしょでもなく、乾ききってもいないちょっと柔らかい状態で行うことです。
爪切りよりもはるかに刺激の少ないエメリーボードであっても、爪が極端に濡れた・乾いた状態で使うとやはり爪に傷をつけてしまいます。
爪はいくつもの薄い膜が重なって出来ている組織で、爪切りとはカーブという面でもあいませんし、刺激も強すぎます。そこで100円くらいから買えるエメリーボードの使用をお勧めします。
目の細かいエメリーボードでケアすることで爪の健康を守りながらきれいなネイルを保てます。
爪の先端が割れてしまった場合の応急処置
爪が脆くなり割れて肉の部分まで割れてしまうと大変な痛みを伴います。それはなぜでしょうか。対処法と共にご紹介します。
割れるとなぜ痛い?
なぜなら指の先端ですので、神経が敏感な部分であるため、ちょっとしたキズでも大きな痛みを伴います。(紙で指先を切った場合も同じように強い痛みを感じることがあるのと一緒です。)
爪もケアが必要です!
爪は顔やひじ、ひざ、かかとと違って、あまりケアをしようと考える人が少ないのではないでしょうか。しかし、爪も皮膚と同様に大切な身体の一部ですし、大きく割れるようなことがあると大変痛くなるので注意が必要です。
応急処置方法
爪の先端が割れてしまった場合、応急処置としてどのように修復すればよいのか見ていきましょう。ここでは、家でできる比較的簡単な割れた爪の修復方法をご説明します。
●用意するもの
爪を修復するには以下のものをまず用意します。
ネイルパウダー
爪やすり
ネイルグルー(接着剤)
ベースコート
●爪の修復の仕方
1 割れた爪についている汚れやマニキュアを丁寧に拭き落としましょう。力を入れすぎると割れた部分が広がり大変危険です。ゆっくりソフトに行うことが大変重要です。
2 爪の割れている部分に適量のネイルグルーを塗ってください。心持ち少なめの量だとうまくいきます。均等に塗ることそして、甘皮の部分にグルーが付かないよう気をつけましょう。
3 ネイルパウダーをグルーが乾く前に爪にまぶします。こちらも均等になるようにまぶしてください。
4 余分なパウダーを取り除き、ネイルグルーが完全に乾燥するまで待ちます。
5 爪やすりでやさいく爪の表面がなめらかになるように磨きます。
6 最後にベースコートをぬって完成です。
ここで紹介しているのはあくまで応急処置としての割れた爪の修復方法です。
もともとの原因をしっかり理解して対応しないと、第二第三と爪が割れて大きな痛みを伴う場合もありますので、早めに対応するよう心がけましょう。
美しい指先を作る!基本の簡単ネイルケアを知ろう
女性でも男性でもきれいな指先には思わず目が行ってしまうという方も多いのではないでしょうか。
美しい指先を作るための基本のネイルケアを見てみましょう。
用意するもの
きれいな指先を作るために用意するものは以下です。
・コットンスティック
市販のウッドスティックの角を削ったうえでコットンを均等に巻きつけるだけでOKです。
・ガーゼ
一般的なもので構いませんが、指に巻きつけられるくらいの大きさにしておいてください。
・エメリーボード(爪やすり)
目の細かいものの方が、傷ついてしまっている爪にもダメージが少ないのでおすすめです。
・ニッパー
一般的なニッパーではなくネイルケア専用のものを買ってください。
・オイルやクリーム
必要に合わせて使います。特に指先や爪が乾燥していなければ使わなくてもOKです。
ネイルケアの手順
1.指先を柔らかくする
水分がついていない状態、極度に乾燥していない状態を意識してください。
お風呂上がりなら何もしなくてOK、爪が乾いているときには指を2-3分お湯につけます。
2.エメリーボードで爪を削る
エメリーボードを使う時は爪に対して45度くらいになるように調整します。
整える爪は自分の方に向けて、エメリーボードを行き来させるのではなく一定方向のみに動かします。
3.サイドを整える
ネイルケアで特に注意しておきたいのがサイドをしっかり整えるということです。
真横から見た時のサイドラインが真っ直ぐになるように、45度にエメリーボードを当てて整えます。
4.ニッパーでささくれを取る
爪の端にあるささくれを見つけたらニッパーで取っておきます。
爪の深い部分まで切ってしまわないように注意してください。
5.コットンスティックで甘皮処理
甘皮は爪と皮膚の間にある薄い皮のことで、あり過ぎるとネイルを塗れる範囲が狭まります。
コットンスティックの先に水をつけて甘皮を指の方に押し上げます。その後、指にガーゼを巻いて爪と指の境目に円を描きます。
6.状況に応じてオイルやクリームをつける
簡単ネイルケアはエメリーボード、ニッパー、コットンスティック、ガーゼの4つがあれば可能です。
オイルやクリームを塗るときには爪のダメージが多い部分にしっかりと塗るのがおすすめです。
すっぴん美爪を目指して☆ネイルをしない時こそ、爪のお手入れをして美爪に♪
ネイルをしている時にケアをすることはもちろんですが、ネイルをしていない時こそ、しっかりケアをし、美人な爪を目指しましょう。
ネイルをしていない“すっぴん爪”が健康的であれば、ネイルも塗り心地が良く、気分も嬉しくなります。
手先を着飾る前にベースから。爪のお手入れをお伝えします。
すっぴん爪には潤いを!
基本的なことかもしれませんが、基礎こそ出来ていないと不健康な爪になってしまいます。爪が乾燥しないよう、しっかり潤いを与えられるようにネイルオイルやハンドクリームなどを使用してしっかり爪の潤いを保護しましょう。
また、爪だけでなく爪先や根本・甘皮部分などにもしっかりと塗り込みましょう。
すっぴ爪には甘皮も重要!
よく「甘皮は定期的に取る」や「甘皮は無いほうが健康な爪になる・よく伸びる」などという言葉を聞きますが、これは誤った認識です。
爪のトラブルの大半は爪を触りすぎる・つつきすぎることで起こります。甘皮も、実際にはあった方が良いとされています。
取ってしまうと、爪と皮膚の間に菌やほこり・ゴミなどが入ってしまい、炎症を起こしてしまう原因となります。炎症を起こさないためにも甘皮は必要不可欠な物なのです。必要な部分は残し、余分な甘皮だけケアをするようにしましょう。
すっぴん爪には“お風呂あがり”が勝負!
爪を切るタイミングは、悩みますよね。よく夜に爪を切ってはいけない!という教えを親から聞いた・・・という意見を耳にすることも・・・。その理由はわかっていませんが、実際には爪を切るために最も最適で理想的なタイミングがあります。
それがお風呂上がりです。
お風呂に入って爪は水分を沢山含み潤っている状態です。爪が潤っている時に切ることで、爪への負担が少なくなり、爪が割れてしまうリスクも低くなります。
いくらネイルをして綺麗な爪にしても、自爪はとてもダメージを受けています。
ネイルケアももちろん大切ですが、ネイルをより楽しむために、より爪の環境を良くするために普段からのケアが大切です。
ネイルケアをするためにはどなグッズをそろえると良い?ネイルケアのグッズにはどんなものがある?
女性の方で、ネイルをされている方は沢山います。最近ではご自身でネイルをされるのではなく、サロンへ行って、スカルプチュアやジェルネイルなどの人工爪をされる方も増えてきています。
ネイルをしても、自宅でしっかりとしたケアができなければ、せっかく綺麗に作ってもらったネイルもぼろぼろになってしまいます。
ネイルケアをするためにはどんなグッズをそろえると良いでしょうか?
1.ネイルファイル
今までは爪切りを使用して爪を切っていたという方が多いかと思います。しかし爪切りはとても爪に負担がかかってしまい、時には爪が割れてしまうことも…。
ネイルケアをする際にはまずネイルファイルを買いましょう。ネイルファイルとは、爪の長さや形を整えるための爪用のヤスリです。
2.バロックバッファー
バロックバッファーとは、爪の表面を磨き、ぴかぴかにしてくれるものです。
爪の表面の凹凸を削ってくれる面と、ピカピカにみがきあげてくれる面がついているような物がおすすめで、値段も500円?などと、お求めやすい価格です。スポンジ素材のもので、爪への負担が少ないものを選ぶと良いでしょう。
3.ネイルオイル
ネイルをしてもしなくても、爪には潤いが必要です。よく「ハンドクリームでOK」という声を聞きますが、ハンドクリームは水分を逃がさないバリア力や保湿力が弱く、こまめに塗らないと、爪が乾燥してしまいます。
ハンドクリームはあくまでハンド(手)のために考えられたものですが、ここで必要なものは爪へのケアです。爪のケアをするためには、乾燥を防ぎキューティクルを守る“爪に適した”物を使って保湿をしましょう。それがネイルオイルです。
4.ベースコート
爪を磨いて、ネイルオイルでケアをして・・・それで完璧!ではありません。カラーをしていない自爪のときでもベースコートだけは塗っておきましょう。
ベースコートはピカピカな爪になることももちろんですが、自爪への色素沈着を防いでくれます。
爪をしっかりケアするだけで、カラーをしたときの塗り具合や、手そのものの若々しさが変わります。毎日継続して行うと、よりいっそう綺麗・美人な爪になります。
ネイルのケアが気になったときには上記の4つのグッズをそろえてみましょう。
(Photo by: 著者)
著者: カラダノート編集部