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アジア圏に多いIgA腎症

 

日本における慢性腎炎の半数はIgA腎症という疾患です。IgAとは免疫グロブリンAの略称で、これは抗体の名前です。この抗体はのどや気管支、腸などの粘膜を守っています。そしてIgA腎症とは、IgAが粘膜に感染した病原体の一部と共に腎臓に流れつき、腎臓にある毛細血管の塊である糸球体という場所を破壊しながら炎症を起こす疾患です。

 

 

アジア・20代・男性に多い

世界で最も頻度の高い原発性糸球体腎炎がIgA腎症で、全体の約40%を占めます。特に日本をはじめとしたアジア諸国に多く見られます。アジア地域では糸球体疾患の約半数がこのIA腎症ですが、ヨーロッパ地域では約2030%、北米では10%程度、南米では5%程度、アフリカやパキスタン、インドでは非常にまれな疾患であることから、かなり地域差のある疾患だと分かります。どの年代でも見られる疾患ですが、比較的が若い年齢の発病が多く、その中でも20代前半に発病のピークが見られています。分布としては16歳から35歳が全体の約80%で、比較的10歳以下はまれです。また男女比は21から61になるとされていて男性に優位に発症すると言えます。

 

遺伝?

大規模な家庭内での集団的な発症や、一卵性双生児における発症が確認されていることから、遺伝による発症が考えられています。特に慢性糸球体腎炎の中でもIgA腎症はこうした遺伝子の関連を疑わせる例が多く、何らかの遺伝子によって引き起こされていると想定はされていますが、断定はされていません。というのも、IgA腎症における発病は家族など遺伝子的関係とは別のところで、個別に発症するのが9割に対して、家族性の発症が認められるのが約1だからです。ただし、これは家族性の調査が十分行われていない側面もあり、実数として明らかになっていない分もあることが考えられます。

 

 

今のところまだわかっていないことも多いのがIgA腎症です。

  

(Photo by: [//www.ashinari.com/2010/06/06-337294.php?category=374])

 

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
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