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生物テロにも使用された炭疸菌!腸炭疸に感染する経路について

 

 

炭疸は、感染した動物からも人へと感染する感染症です。

人への感染は自然感染した牛や馬などの草食動物からであることが多く皮膚感染や腸感染が主な感染経路です。

皮膚炭疸は全体の約9割以上で治療で改善されることもありますが、汚染された牛肉を食したことで感染する腸炭疸は致死率が高くなってしまいます。

 

腸炭疸に感染する経路

日本では近年炭疸患者を発生したという報告がありません

これは日本での家畜や食肉加工で、衛生管理や検査が徹底されているからです。

しかし世界的に見るとまだまだ発生確率の高い感染症とされています。

 

特に発展途上国では、炭疸菌に汚染された牛肉を食してしまうことで、腸炭疸に感染してしまう例が多いようです。

スペイン中部やギリシャ、トルコ、イランやパキスタン、ロシアや中央アフリカ、南アメリカは炭疸ベルトと呼ばれている地域上に存在し、特に発生率の高い地域とされています。

 

肺炭素の致死率は約90%以上?!

感染経路で一番多い皮膚炭疸は、全体の約90%以上ですが、致死率は約20%未満です。

次に多い炭疸菌に汚染された肉を食べることで感染する腸炭疸致死率は約50%未満です。

しかし肺炭素は感染経路としては稀ですが、致死率は約90%を超えるもので、感染=死を意味しています。

1979年には旧ソ連の軍事施設から飛散した芽胞によって64名が肺炭疸により死亡したという例もあります。

そのため炭疸菌飛散による生物テロとして使用されたこともあります。

 

2001年にアメリカで発生した生物テロでは、この炭疸菌が用いられ、郵便物として粉と一緒に炭疸菌を同封したことにより、皮膚炭疸に感染した人が12名、肺炭疸に感染した人が11名と計23名の感染者を出しました。

 

日本では感染率も低く近年発生したことの無い感染症ですが、世界的にはまだ感染の恐れが十分考えられる感染症です。

海外で牛肉を食べる際には、注意が必要かもしれません…。

 

 

(Photo by: [//www.pakutaso.com/20110639176post-288.html])

著者: ママゴリラさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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