妊娠・出産
産後の冷え症、どうやって解消できるの?冷え性の原因とその対策を紹介!
産後に「何だか手足が冷えるようになった」と感じる人も少なからずいるようです。体の冷えは、様々な体調不良を招く原因に。赤ちゃんのお世話で簡単には休めないママも、とにかく体を温めてしっかり体調を整えるようにしたいですね。
今回は、産後の冷え症の原因とその解消方法をご紹介します。
冷え性の症状
冷え性とは、手足や腰、下半身が常に冷たい状態のこと。例えば、顔はほてっていて暑いのに、手足は冷たいなど、特定の部分だけが冷たさを感じる症状も冷え性にあたります。
具体的な自覚症状としては、
・暑い夏でも常に手足が冷えている
・入浴後も手足がすぐに冷えてしまう
・布団に入っても手足の冷えがひどく眠れない
・暖かい部屋にいても体が温まらない
このような冷え性の自覚書状を感じてる女性は、とても多いと言われています。女性であれば、一度は冷えに悩んだことがあるのではないでしょうか。
産後の冷えの原因
産後の冷えの原因は、以下のようなものだと考えられます。
・体温を調整する自律神経の機能の低下
・妊娠や分娩で関節が歪んだことによる筋肉の緊張
・筋肉量の減少による熱の生産量の低下
どの原因も、結果的には血行不良が原因。血流の流れが悪くなることで、体が冷えていていってしまうのです。
冷えによる体への影響
人の体は、平熱が35.5度以下になると、体の様々な機能が低下し始めます。 体温が1度下がると免疫力は約30%も低下するといわれているのです。
免疫力が低下すると、風邪がひきやすく治りにくい状態になります。赤ちゃんとの生活に慣れない中、ママが体調を崩すと大変! ただでさ育児は体力勝負。
赤ちゃんとママの笑顔のためにも冷えから体を守って、風邪になりにくい体質改善をしましょう。
冷えの改善方法 4選
1.軽い運動をする
冷えを改善するには血流を良くするのが一番です。 乳児のいるママは時間をとるのが難しいかもしれませんが、ストレッチやウォーキングなどの軽い運動をする習慣をつけましょう。
体を動かすと全身の血の巡りがよくなる効果が期待できます。
2.首・手首・足首を温める
出産前に我慢していた分、おしゃれを楽しみたいですよね!ただし、服装選びも冷え対策には重要なポイント。 特に首・手首・足首はしっかりカバーすること大切。
ストールやカーディガンを携帯しておくと、いざという時に冷えから守ることができます。ボトムスは、足をカバーするものを選ぶようにしましょう。靴下を履けば、さらに暖かさが増してきます。
素足はできるだけ避けるのがベター。ストッキングを履くなど工夫をしてカバーするようにしてくださいね。
また腹巻も気軽に温める対策の一つです。腹巻や肌着を1枚増やすなど、おしゃれに響かない冷え対策をして、お気に入りのお洋服を楽しむようにしましょう。
3.朝一杯の白湯を飲む
モデルさんもテレビなどで紹介していることがある美容法として、朝一杯の白湯(ぬるめのお湯)を飲むのもおすすめ。寝起きでまだ活動を始めたばかりの胃腸をあたためることにより、代謝をアップさせる効果が期待できます。
ただし、コーヒーやお茶などのカフェインが含まれている飲み物は、避けるのがベター。血管を収縮させ、血流を悪くしてしまいます。 朝一杯目には、白湯を飲みコーヒーやお茶は量を少なくするといいでしょう。
白湯は、赤ちゃんのお世話で忙しくても手軽にでき冷え対策。ミルク用のお湯を用意する時に、自分の分も用意しておくなど、生活の中に上手く取り入れられそうですね。
4.体を温める料理を食べる
味噌汁やスープ、蒸し料理などは、体を温める料理の代表格。特に生姜を使った料理は、その効果を倍増させてくれます。 また夏野菜のナスやトマト、キュウリは体を冷やしてしまいます。
野菜を食べる場合は、根野菜を中心に選ぶのがおすすめ。更にキノコや海藻類、豆腐類ををプラスすることによって、栄養バランスも良くなり体質改善につながりますよ。
夏野菜を食べたい時には、生のままは避け塩漬けや炒め物、蒸し料理なするようなしましょう。 その他の料理もできる限り生のものは避け、温かい状態で美味しく食べる料理を選ぶようにしましょう。
体を温める食・生活習慣を
身体が冷えることによって、風邪や体調不良の原因になりますし、睡眠不足など日常生活にも影響が出てしまいます。
産後は、赤ちゃんのお世話でいっぱいになると思いますが、そのような時だからこそ体を温める習慣を取り入れてくださいね。
食事や服装など手軽な方法から始めて、ぽかぽかの体を手に入れましょう!
(Photo by:https://www.photo-ac.com/)
著者: カラダノート編集部