妊娠・出産
妊娠中だけじゃない!産後も続く体毛のトラブル8選
妊娠中はホルモンバランスの変化により、体毛が濃くなったり薄くなったりします。しかしなんと産後も体毛のトラブルは続くのです!そこで今回は、産後の体毛の変化について紹介します。
トラブル1.お腹の毛が濃くなったまま
妊娠中に正中線にそってはえてきたお腹の毛。産後、なかなか薄くならずに悩んでしまう人もいるようです。
これはホルモンバランスの乱れが原因。そのため一般的には、ホルモンバランスが安定すると元に戻るといわれています。
産後はお腹がしぼむことで余計に毛が目立ってしまうため、剃ってしまおうか、と思うかもしれません。
しかし、剃った断面が本来の毛先より太くなることで、伸びてきた時にかえって濃くなったように見え、あまりよくないという意見も。
赤ちゃんのお世話に追われているうちに、いつの間にか薄くなっていたということも多いようですので、あまり気にせず気長に待つほうがよさそうですね。
トラブル2.なぜか体毛が薄くなった
産後は体毛が薄くなったという人が多いようです。濃くなるのは困りますが、薄くなるぶんには嬉しいことですね。
ただ、髪の毛やまつ毛も薄くなってしまうことも多く、外出時のスタイリングやメイクに頭を悩ませることも。
これもホルモンバランスが安定してくることで改善されるため、産後数か月~1年くらいで、妊娠前の状態に戻っていくことが多いようです。
トラブル3.レーザー脱毛した箇所に再び体毛が!
妊娠前にエステや皮膚科などで、レーザー脱毛した箇所に再び毛がはえてきた!ということもあるようです。フサフサとたくさんはえるのではなく、数本はえてきたというのがほとんど。
気になるのでもう一度処理したいと考えている場合は、ホルモンバランスが安定してからのほうがいいかもしれません。
すぐに処理した結果、ホルモンバランスの影響で数か月後にまた別のところからはえてきた、となってしまうのも困りますからね。
トラブル4.髪の毛がものすごく抜ける
産後、お風呂で洗髪すると、ごっそりと髪の毛が抜け落ちるようになる人も。
産後の抜け毛も、ホルモンバランスの変化が主な原因。
通常、髪の毛は一定のサイクルで生え変わるもの。しかし、妊娠で女性ホルモンが増えると髪の毛が抜けにくくなります。そして、産後は女性ホルモンが急激に減少するので、髪が一気に抜けてしまうという仕組みなのです。
ホルモンバランスの変化以外にも、食事がきちんととれていなかったり、睡眠不足などのストレスや生活習慣も、産後の抜け毛に影響しますので注意しましょうね。
【体験談Pick Up】生後3ヶ月頃からごそっと髪がぬけるように
投稿者:レンコン天ぷらさん 生後3ヶ月から6ヶ月の間はママの抜け毛が多くなる時期みたいですね。そんなわけないだろーとか思ってましたが、その通りになりました。 突然3ヶ月頃からごそっと髪がぬけるようになりました。お風呂中、ドライヤー中が特にひどく手櫛なんかした日にゃあハゲになるんじゃないかと思うくらい抜けました。てか実際前髪らへんかなり薄くなりました。 息子は5月生まれなので、3ヶ月といえばちょうど8月。あっつい時期です。あっつい時期に子供抱っこしてるとガミガミ邪魔で邪魔で、基本オールバックにポニーテールスタイル。しかしこれによって髪が薄くなったと気づかされました。なんとなく生え際部分が後退しているかのような。短い毛もたくさんあるし。5なにこれーーーー。絶句です。 それから私の場合は6ヶ月頃までどんどん抜け、6ヶ月半でようやく抜けが落ち着き薄くなったところも徐々にはえはじめました。しかし短い毛がわんさか!もともと短い毛が多くアホ毛なるものに悩まされていたのに追い討ちをかけられました。(一部抜粋)
トラブル5.円形脱毛症が出来てしまった
産後ごっそりと抜けてしまう髪の毛。さらにストレスが原因で、円形脱毛症になってしまう方もいます。
産後は慣れない育児や出産ダメージの回復遅れ、など多くのストレスがかかってきます。またホルモンバランスの乱れによって、ストレスを感じやすいのかもしれませんね。
ストレス解消や頭皮マッサージ、低刺激のシャンプーに変えるなどで対処しましょう。しかし、改善されない場合は皮膚科を受診してください。
トラブル6.短い毛でヘアメイクできない
抜けた後に生えてくる髪の毛。ごそっと抜けた分、生えてくると短い毛が目立ちます。そのため、短い毛がはねてしまったり、おでこの生え際に生えてきた短い毛が前髪を押し上げて、ヘアースタイルが決まらないことも...。
そんな時は、帽子をかぶってごまかしてしまうのも手です。紫外線対策にもなるのでおすすめ。室内であれば、ヘアーバンドなどのヘアアクセサリーを使ってアレンジすることで目立たなくすることができますよ。
トラブル7.生え変わった髪の毛がくせ毛
産後、生えてきた髪の毛が、今までとは全く違う髪質のだった!と驚く方もいらっしゃいます。この髪質の変化も、ホルモンバランスの変化が原因です。
また授乳や育児に伴って、十分なたんぱく質、ミネラルなどの栄養がとれていなかったり、睡眠が不足していると、髪質に影響することも。
たいていの場合は、ホルモンバランスの安定に伴って、髪質も戻ってくるそうです。
それまでは、シャンプーやトリートメントを変えたり、ブローの仕方を変えて対応しましょう。また、毛根に汚れが付着していると、髪がうねりやすくなるので、髪は根元からしっかり洗うようにしてくださいね。
トラブル8.毛嚢炎になってしまった
体毛ではありませんが、毛穴の奥の毛根を包んでいる部分に雑菌が入って「毛嚢炎(もうのうえん)」いわゆる、おできができることも。
産後はホルモンバランスが崩れ、免疫力や抵抗力が落ちているため、感染しやすいのです。また、悪露が出ている時は陰部にできやすいので要注意。
産後は、毛穴に雑菌が入らないように清潔を心がけてください。悪露や生理の時はシャワーでしっかりと洗い流し、ナプキンはこまめに取り替えるようにしましょう。
重度の場合は産婦人科、もしくは皮膚科で診てもらうようにしてください。
産後の体毛の変化は一時的の可能性が
産後も体毛の変化による悩みはおきてしまうもの。しかし、多くは出産が引き起こしたホルモンバランスの変化が原因の一時的な変化です。あまり悲観せず、気長に見守っていきましょう。
円形脱毛症や毛嚢炎の場合は、悪化の恐れもありますので、気になるようであれば受診をおすすめします。
(Photo by:https://www.photo-ac.com/)
著者: カラダノート編集部