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ショートステイ(短期入所)の基礎知識を知っておこう!いざという時に慌てないために

ショートステイ(短期入所)は、さまざまな事情から急遽入所が必要になった高齢者の預け先としても利用できます。万が一の安全網と考えている介護者もいるでしょう。

しかし、緊急入所ができないケースもあります。いざという時に慌てないよう、ショートステイの入所要件を知っておきましょう。

 

緊急入所が認められる事情

・介護者の急病や事故などで、他に介護する人がいない

・急な葬儀などやむを得ない用事で介護者が家を空け、代わりの介護者がいない

・介護者による虐待により、高齢者の身体に危険が及ぶ恐れがある

・火災など、不測の事態で居宅が使用不能になった

・独居の高齢者で、在宅生活を続けると生命や身体に危険が生じるとき

 

これらのやむを得ない事情があり、要支援または要介護の認定を受けている高齢者は緊急入所の対象になります。

 

緊急入所が認められないこともあります!

先に挙げたやむを得ない事情があっても、いくつかの理由で緊急入所を断られる場合があります。

 

【高齢者の心身状況】

・高度な医療ケアが必要

・感染症がある

・認知症などによる暴力、暴言で他の利用者に害を与える恐れがある

 

【施設側の事情】

・ベッドの空きがない

 

対策

できれば、緊急入所が初回入所にならないよう、事前にショートステイを何回か利用しておきましょう。

ショートステイとの関係を密にし、高齢者の状態を把握してもらっていれば、いざという時もスムーズに入所できる確率が高くなります。

 

どうしても緊急入所ができない場合は、民間のショートステイを利用する方法もあります。費用は、やや高めです。

 

ショートステイ(短期入所)の基礎知識を知っておこう!

ショートステイ(短期入所)の概要をまとめました。

 

最長30日までの入所サービス

特別養護老人ホームのように終身・長期の入所ではなく、あくまでも短期の入所が特徴です。

1泊2日から、最長で30日の利用が可能です。

 

サービスは大きく分けて2種類

心身の状態によって使い分けるのがお勧めです。

 

◆短期入所生活介護

生活援助に重きを置いています。

入浴や食事など基本的な援助に、レクリエーション・簡単な機能訓練が加わります。

宿泊サービス付きのデイサービスといったイメージです。

原則として、医療サービスは付いていません。

 

◆短期入所療養介護

療養病床の性格が強く、医療サービスが受けられます。

看護体制やリハビリが充実している一方、行事やレクリエーションはあまり行われないのが一般的です。

短期入所生活介護よりも、費用がかかります。

 

利用条件・費用(目安)

ショートステイを利用するには、要支援1以上、要介護1以上の認定を受けることが必要です。

費用の目安は、短期入所生活介護なら、要支援1で4,550円/日(自己負担額:455円/日)。

介護度が上がれば費用も上がり、要介護5で8,900円/日(自己負担額:890円/日)ほどです。

短期入所療養介護は少し高く、要支援1で5,760円/日(自己負担額:576円/日)。要介護5で11,250円/日(自己負担額:1,125円/日)が目安です。

なお、この金額は連続利用の場合です。1泊2日では2倍の費用がかかるので注意が必要です。

 

 

30日という上限はありますが、利用日数とサービス内容を選べる、非常に便利な介護サービスです。

 

受け入れ拒否もある!認知症でも利用できるショートステイ

ショートステイ(短期入所)の利用を申し込んだ際、高齢者側の事情で断られるケースがあります。

中でも、認知症の高齢者は、受け入れを拒否されることがあります。認知症でも利用できるショートステイはあるのでしょうか。

 

認知症の高齢者を拒否する理由

認知症そのもので断られるよりも、認知症による問題行動が拒否の理由になります。

暴言、暴力など他の利用者や介護職員に危険が及ぶ恐れがあると、入所は難しいでしょう。徘徊がひどい、幻覚や幻聴が激しい場合も、断られるかもしれません。

 

認知症でも利用できるショートステイ

ショートステイの中でも認知症ケアに力を入れた施設なら、重度の認知症でも受け入れています。

認知症ケアを専門にしている職員、定期的に認知症に関する研修を行っている施設なら安心です。

また、グループホームに併設されたショートステイもあります。

グループホームは、軽~中度の認知症をもつ高齢者が、少人数のユニットで生活する施設です。

グループホームの入所要件が「認知症の高齢者」なので、認知症だから断られるという心配はありません。ただ、どちらもすべての認知症に対応できるわけではありません。

 

ショートステイ利用で気を付けること

認知症の高齢者がショートステイを利用する場合、いくつか注意点があります。

ショートステイの職員に、家での様子や認知症など心身の状況、問題行動を起こした場合の対処法など、ふだんのケアについて詳しく伝えてください。

急に環境が変化すると、混乱して認知症の症状が一時的に強くなるかもしれません。

 

ショートステイの利用中も、面会などで高齢者の気持ちを落ち着けるよう心がけてください。

 

ショートステイ(短期入所)に気を付けたいポイント!

ショートステイ利用時に気をつけたい注意点を挙げます。これを参考に、ショートステイを利用してみてはいかがでしょうか。

 

利用日数の制限

ショートステイの利用は、1ヶ月に30日が限度です。

「ショート」という名前からも解るように、あくまでも短期入所が前提です。

30日を越えた分は、全額自己負担になります。どうしても30日以上の入所をするなら、30日は介護保険の適用を受け、31日目は全額自己負担、そしてまた翌日から30日間介護保険の適用を受けるという方法もあります。

 

しかし、他の利用者との兼ね合いもあるので、そのような利用法ができるとは限りません。

 

利用限度額の制限

介護度によって、利用できるサービスの限度額が異なります。そのため、30日に満たなくても、利用限度額を越えてしまう場合が多々あります。

 

たとえば、要介護1の人なら、約25日の利用で限度額に達します。それ以上の利用は、全額自己負担です。

 

もし1割負担で30日間利用したいなら、月をまたいで30日間とすると良いでしょう(例:4月21日から5月20日まで)。それぞれの月で限度額を越えなければ、問題ありません。

 

予約が必要

ショートステイは人気が高く、1~2ヶ月前からの予約が必須です。冠婚葬祭など予定が分かっているなら、早目に予約をしてください。

 

緊急時の受け入れをしている施設もありますので、介護者が体調を崩した時などは問い合わせてみましょう。

 

環境の変化

高齢になると、環境の変化についていけなくなる場合もあります。初めは数日の利用で慣れていくのが安心です。

 

認知症の人は混乱することもあるので、特に注意が必要です。

定期的に面会に訪れると良いでしょう。

 

以上のような点に注意して、ショートステイを活用してください。

 

高齢者の短期入所施設の新しい選択肢~民間ショートステイ

高齢者の短期入所施設、ショートステイは需要が高く、ベッド不足も問題になっています。そこで注目を集めているのが、民間ショートステイです。

知っておきたい民間ショートステイの概要をまとめました。

 

介護付き有料老人ホームを活用

民間ショートステイは、介護付き有料老人ホームを利用します。

空きベッドを活用し、ショートステイを受け入れるシステムです。介護付きなので、ケアが必要な高齢者も安心して利用できます。ショートステイのみの利用なら、高額な一時入居金などは不要です。

 

民間ならではのメリット

介護保険外のサービスなので、利用条件が緩やかです。

緊急入所も、通常はやむを得ない事情が必要ですが、民間ショートステイでは事情を問わず、空きがあれば受け入れ可能な場合がほとんどです。

介護者の気分転換、休養が目的でも利用できます。ホテルのような感覚で、数日間利用するケースもあります。

 

デメリット

全額実費で支払わなくてはなりません。

介護保険を利用した1割負担のショートステイと比べると、かなり割高です。

オムツ代など別途かかる費用も合わせると、1万円弱ほどかかる施設が一般的です。長期の利用は、経済的負担も大きいでしょう。

 

注意点

医療ケアが必要な程度、高齢者の身体状況によっては、利用を断られる可能性もあります。認知症の高齢者をどの程度まで受け入れられるかなど、事前に問い合わせておきましょう。

 

費用面など問題はありますが、1つの選択肢として民間ショートステイもチェックしましょう。

(Photo by:http://www.ashinari.com/2009/04/09-016578.php)

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-13掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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