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ガン・悪性腫瘍

抗癌剤の副作用に負けないために自己免疫力の向上を!~将来悪性腫瘍は免疫で予防できる?~

 

悪性の腫瘍(がん)が見つかると、大概はその治療として化学療法である抗がん剤の投与を検討するはずです。

 

しかし、この抗がん剤の使用は、がん細胞への効き目はかなり期待できるものの、その反面、体内の健康な細胞にまで悪影響を及ぼし、使用者に様々な副作用による苦痛をもたらします。

 

癌細胞は、もともとは自分自身の正常な細胞が、何らかの異変を生じて癌細胞となるものです。ですから、癌細胞を攻撃すると同時に、自身の健康な細胞にも何らかの悪影響を及ぼすことが多々あります。

 

薬は、本来その使い方によって毒にも成り得るものです。

その作用と副作用の割合で、疾病に対して有用か有害かを判断し採用に踏み切るわけですが、抗がん剤の場合は、その作用と副作用が極めて微妙な割合で成り立っていると言えます。副作用が多いにもかかわらず、生命維持を優先するために、使用せざるを得ない状況だとも言えるでしょう。

 

その主な副作用としては次のようなものがあります。 

 

1.  吐き気・嘔吐

2.  発熱

3.  血圧低下

4.  全身倦怠感

5.  食欲不振

6.  下痢

7.  口内炎

8.  骨髄機能抑制(貧血・白血球減少・血小板減少)

9.  脱毛

10. 皮膚の角化や色素沈着

11. 手足のしびれ・むくみ

12. 肺炎

13. 膀胱炎

 

このような酷い副作用に対して、あまりの辛さに治療に対する意欲を失うと、精神的にもうつ状態となってしまう場合もあります。

 

新薬の開発によって、副作用の少ない抗がん剤も増えてはいますが、それはあくまでも従来の抗がん剤の副作用よりも症状が軽いというだけで、辛いという事実には変わりはないようです。

 

その副作用に対応する対策の一つとして、自己免疫力を高め、がんの進行を抑え、副作用を最小限に抑えるという方法が今注目されています。

 

症状にあった漢方薬を服用したり、腸内細菌を活性化させるようなサプリメントを用いたり、ヒーリング効果を取り入れたりと、最近では様々な試みが行われています。

 

治療中にできるだけ心的ストレスを溜めない、もしくは排除していくように心がけ、自己免疫力の向上に努めてみましょう。

 

治療中の免疫力を保つためのおすすめの食べ物って?食べて免疫力を高めよう

免疫力はガン治療中の人にとっては大きな課題となります。ガンの標準治療である抗がん剤では免疫力が落ちる副作用があるからです。

 

●抗がん剤で免疫力が落ちるワケ

抗がん剤はガン細胞を増やさないようにする薬です。すごい勢いで広がろうとするガン細胞を抑える効果があることから抗がん剤が治療に使われています。

その一方で、抗がん剤の特徴として全身の細胞を弱らせ、特に造血細胞に働きかけて免疫力を低くすることがわかっています。

つまり、抗がん剤はどちらかといえばガンに特化したタイプの薬で、体全体を見ると免疫力を弱らせるリスクがあるということです。

 

●免疫力を高める食べ物・さつまいも

ガン治療中で、特に指示がない場合に摂取したい食べ物のひとつがさつまいもです。

さつまいもはみかんと同じくらいビタミンCを含んでいる、そして食物繊維が多いのが特徴です。

ビタミンCは免疫力には欠かせませんし、食物繊維を含んでいることで体内にたまりがちな便を外に出せるというメリットもあります。

また、冷たい料理にも温かい料理にも向いていることから治療中で少し具合が悪いときなどにも使いやすい食材でもあります。

 

●免疫力を高める食べ物・もろへいやや小松菜

緑黄色野菜に多く含まれるカロチンは免疫力を高めるということがわかっており、アメリカガン協会、アメリカ国立ガン研究所などが『免疫力を上げる食べ物』『ガン予防の食べ物』に含まれる栄養素としても紹介しています。

野菜の中でも特にカロチンが多いのがもろへいやで、粘り気があることからスープなどに入れるのがおすすめです。

ねばねばしたものはあまり好きではないという方にはほうれん草、小松菜、春菊などがおすすめです。

 

抗がん剤によって全身の免疫力が落ちているときには免疫力を高める食べ物を少しでも摂取することをお勧めします。

例えば、ビタミンCを含むレモンやみかん、そこに食物繊維を含むさつまいもなどもよいですし、カロチンを含むホウレンソウやニラ、春菊もおすすめです。

 

知っておきたい、ガン・悪性腫瘍の免疫療法~ほかの治療法との違いは?

ガン・悪性腫瘍の治療方法のひとつに免疫療法もしくは免疫細胞療法と呼ばれる治療方法があります。

従来のガン・悪性腫瘍の治療には手術で腫瘍を取り除く方法や抗がん剤による治療などがありました。

免疫療法、免疫細胞療法と呼ばれる治療法は手術による治療ではなく、薬を体内に注射するわけでもありません。

自分自身の細胞を使って治療を行います。

 

●免疫療法とは

免疫療法で使うのは患者さんのリンパ球です。とはいってもリンパ球をそのまま使うのでは体内にリンパ球がある状態と変わらないので培養を行います。

そのため、まずは体外にリンパ球を出します。そしてその後、IL-2という物質と一緒に培養することでガン細胞を殺せるくらい強いリンパ球が生まれます。

このリンパ球を再び体内に戻して自分の免疫でガンを治療する方法を免疫療法と呼んでいます。

 

●ほかの治療法との違い

免疫療法の他にガン治療には三大療法と呼ばれる治療法があります。手術による外科治療、放射線治療、抗がん剤を含む化学療法です。

これら3つの治療法と免疫療法が違う点の1つ目は副作用がほとんどないということです。

免疫療法で使うのはもともとは自分の体内にあったものですので薬剤よりも副作用を起こしにくいです。

また、手術でガンを取り除く方法はガンが転移している場合に何度も行うのは危険ですが免疫療法であればガンが転移していても体内からアタックできるというメリットもあります。

 

免疫療法とは現在注目されているガンの治療法で、自分の免疫細胞を培養したものを使ってガンを治療するという方法です。

ほかの治療に比べて副作用が少なく、全身転移ガンの治療も出来るのがメリットです。

 

ガン・悪性腫瘍の免疫療法は高額って本当?

ガン・悪性腫瘍の新しい治療法として注目されているのが自分自身の免疫細胞を使った免疫療法・免疫細胞療法です。

そんな免疫療法ですが高額という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。

 

●ガン・悪性腫瘍の免疫療法は高額?

ガン・悪性腫瘍の免疫療法にはいくつか種類があります。ANK療法、CTL療法など増加する細胞やガンを殺傷する細胞に違いがあります。

そのいずれもが通常のガン・悪性腫瘍の治療費に比べると高額なので免疫療法は高額の治療と言えるでしょう。

抗がん剤の治療には1か月5-10万円程度がかかると言われていますが、免疫療法の場合は民間クリニックでは1回20-30万円、ものによっては1回100万円かかる場合もあります。

 

●免疫療法はなぜ高いの?

免疫療法が高額な理由は保険適用外で10割負担となっているからです。理由はさまざまですが、現在の保険適用承認審査制度上免疫療法が保険適用となるにはあと1世紀はかかるのでは、と言われるくらいです。

数多くのガンに対しての治験などを行い承認を受けるには時間がかかります。

 

●免疫療法を安くする方法はないの?

1回に20-30万円、高額になると1回に100万円もの費用がかかる免疫療法を少しでも安く受けられれば、と思う方は多いです。

免疫療法は臨床試験の枠で受けると価格がやや下がります。臨床試験とは治療法を確立するための試験です。

高知大学、大阪大学、東京大学などでは免疫療法を臨床試験で受けられます。臨床試験枠なら1回の治療費は6-10万円と言われています。

 

ガン・悪性腫瘍の免疫療法は保険適用外のためほかのガン治療に比べて高額です。

少しでも免疫療法を格安で受けるためには臨床試験を行っている病院へ問い合わせる、相談するのがお勧めです。

 

将来悪性腫瘍は免疫で予防できる?悪性腫瘍と腫瘍免疫の研究最新動向

免疫とは、人間が本来備え持っている防御反応の一つで、人体に最近や異物が侵入した際に、それが有害か否かを判断して攻撃・排除しようとすることを言います。

 

悪性腫瘍は、本来自分の細胞が何らかの遺伝子変化を起こし、体内で別のタンパク質に変化し、どんどん侵食していくことで体内の正常な機能を犯し、死に至らしめる疾患です。

 

もともとは自分の細胞なので、がん細胞は異物とは認識されず、そのまま排除されないままで増殖してしまう場合もありますが、多くの場合は体内の免疫機構による認識を受け、排除されます。

その免疫機構を腫瘍免疫と呼びます。

 

これらはヘルパーT細胞などの通常の免疫細胞以外に、NK細胞やNKT細胞、白血球などの顆粒球、マクロファージなどの自然免疫も関与しており、自身の体内にあるがん細胞を見つけ出しては排除し、進行を阻止しようとしてようとする偉大な免疫です。

 

ですが、現状では腫瘍免疫のみで癌と戦うことはまだ無理です。

抗癌剤治療や放射線治療、外科的治療などの人体へ侵襲の強い治療法しかないことが悲しい事実ででもあります。

 

また最近は、腫瘍促進タンパクFEATが注目されており、このFEATに対する免疫反応を利用して、悪性腫瘍を予防できないかという研究も盛んに行われています。

このFEATに関しては、急性白血病で、特異的な発現をすることが解明されているようで、この先さらなる研究成果が期待されます。

 

悪性腫瘍の研究に関しては遺伝子レベルから免疫機構に至るまで、細かい研究が現在も進行形で行われています。

 

人が本来もっている免疫機構を利用して悪性腫瘍を排除できるならば、人体への侵襲も少なく済むはずです。 

今後益々の研究成果が期待されるところです。

 

腫瘍免疫のプロが編み出したサイモントン療法とは?心理的な側面からガンを治療する!

ガン治療をするときの抗がん剤の影響で免疫が落ちることもれば、自分の免疫でガンを治療する免疫治療が臨床段階にあったりとガンと免疫は切っても切り離せない要素と言えるでしょう。

そんな免疫力について、サイモントン療法というものが存在します。

 

●腫瘍免疫のプロ・サイモントン

サイモントン療法の『サイモントン』とは人名で、アメリカ人の精神腫瘍学者であるカール・サイモントン氏のことです。

サイモントン氏はもともとは放射線腫瘍専門医だったのですが、人生の後半においては新しい学問である精神社会腫瘍学や精神神経免疫学のシステム作りや技術向上に尽くしました。

サイモントン療法の基礎を作ったのは1973年のことですが、大きく注目されることになったのは1990年代後半以降でした。

 

●心理的な側面からガンを治療

サイモントン療法の最大の特徴は抗がん剤や放射線などの薬を使うのではなく、カウンセリングやセラピーといった心理的手法によってガン治療に必要な免疫を確保することです。

サイモントン療法を使うことで心理的にリラックスした状態で治療を受けられるので、治療に対するストレスから免疫力が下がる可能性が低くなると考えられています。

サイモントン療法とほかの治療法を併用するのが基本的なやり方です。

 

●指導を受けて正しいサイモントン療法を

サイモントン療法も含めた心理療法はプロの指導が欠かせません。

実際、カール・サイモントン氏はサイモントン療法のためにセラピスト育成を行っており、来日経験もあります。

2009年にサイモントン氏は亡くなりましたが、サイモントン療法の知識と技術を持ったプロフェッショナルは日本にもいますので、プロの下で正しい治療を受けてください。

 

サイモントン療法は心理的な面からガンと闘うための免疫力を手に入れる、ガン治療で落ちた免疫力を元に戻す治療です。

もとは放射線専門医が開発したもので、日本国内にもセラピストがいます。

 

(Photo by:http://www.ashinari.com/2008/11/07-010089.php )

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-14掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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