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生活習慣病

治療薬の併用に要注意

 

脂質異常症の治療薬は、併用が禁忌なものがあります。

 

スタチン系とフィブラート系脂質降下剤の併用は禁忌

スタチンもフィブラートにも、横紋筋融解症という骨格筋障害の副作用がおきる場合があります。この2剤を併用すると、急激な腎障害とともに横紋筋融解症が発症する可能性があり、併用は禁忌となっています。2剤を飲む必要がないため、通常医師が2剤を処方することはありませんが、まれに別な医療機関で2剤を入手して併用するというケースがあります。自己判断での薬の服用はやめましょう。

 

スタチン系治療薬と抗真菌薬

シクロスポリンとスタチンの併用で、血液中のスタチン濃度が上昇する、という報告がなされています。併用することで、スタチンの代謝・排泄が阻害されている可能性があるようです。その結果、肝臓で機能するはずのスタチンが十分機能しない、あるいは別な副作用が発生する可能性があります。同様に、イトラコナゾールやミコナゾールなども、スタチンと反応して悪影響が出る可能性があり、併用は禁忌となっています。高齢者などは深在性真菌症などを併発するケースもあり、その場合には治療が難しくなります。

 

その他の影響が懸念される薬剤

エリスロマイシンやクラリスロマイシン、HIVプロテアーゼ阻害剤、H2ブロッカーなども、併用に注意が必要なものとして挙げられています。

 

サプリメントや他の病気の薬にも注意

強い作用を持つ薬剤は、その副作用も大きく、薬剤同士の相互反応も十分可能性があります。多数の薬の併用については十分な知見が得られていないこともあるため、何が起きるかわからないとも言えます。スタチン系などの脂質異常症の治療薬は強い作用を持つ薬剤であり、その効果を十分に発揮させ、副作用を回避するために、医師は十分な注意を払って処方しています。手元にある薬を自己判断で併用しないように、市販薬や漢方薬、サプリメント、他の病気の治療薬についても、それぞれの医師にきちんと報告し、相談して服用しましょう。

(Photo by: //www.ashinari.com/2013/02/28-376735.php)

著者: rosyさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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