妊娠・出産
妊娠中の安定期っていつから?安定期の特徴や注意することはなに?【専門家監修】
妊娠初期は、体調がすぐれない日が続いたりつわりが辛いなど、身体も心も安定してないママが多いもの。そんな時「妊娠中の安定期はいつからなのか」と考えてしまいますよね。そこで今回は、助産師さんにも確認しながら、妊娠中の「安定期」について解説をまとめました。
妊娠安定期とは?
妊娠してから5ヶ月(妊娠16週0日〜)が過ぎてくると、妊娠安定期に突入します。これは妊娠15週目頃に胎盤が完成し、自然流産の可能性も低くなることから「安定期」と呼ばれています。この頃から、大変だった妊娠初期に比べて体調が良くなり、心身ともに安定した生活に戻るママが多いようです。
安定期の特徴
妊娠初期よりも流産が発生しにくい、つわりが起きにくいというのが最大の特徴です。さらに、赤ちゃんの胎動を感じることができるのもこの時期あたりから。
早い人は妊娠5ヶ月なってすぐに、遅くても6ヶ月ぐらいまでには胎動を感じます。「胎動を感じた喜びでつわりの辛さなんて忘れた!」というママもいらっしゃいますよ!
妊婦らしい体型に
妊娠5ヶ月頃の子宮の大きさは、大人の頭ぐらいと、かなり大きくなります。お腹も出てきて、個人差はありますが他の人が見ても妊婦さんだとわかるようになってきますよ。
また、胸やお尻、腰回りにも脂肪がつき始め体全体がふっくらしてきます。これまで使っていた下着や洋服がきつく感じたりシルエットが変わって着られなくなることもあります。締め付けは血行が悪くなり、乳腺の発達も妨げてしまうため、この時期ぐらいからマタニティウェアや大きめ服を着用するとよいでしょう。
安定期は妊婦を楽しみたい時期
安定期になると、今まで大変だった分、妊婦として様々なことを楽しみたいというプレママが増えてきます。お料理やお菓子作りに励んだり、安定期の妊婦を対象とした様々なマタニティスポーツの講座や教室が開催されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
また、安定期を迎えた妊婦さんは、より一層母親の自覚をもつと共に、つわりから開放されて妊婦生活を楽しもうとする時期です。プレパパもこうしたパートナーの変化を理解して、体調が良い日はデートのお誘いをしてみてはいかが?
それでも無理はNG!安定期の注意点
安定期に入った喜びから無理をしてしまうママも多いもの。しかし、安定期にもトラブルはつきものです。
1.つわりの再来に注意
安定期とは言ってもすべてのプレママが安定した毎日を送れるわけではありません。妊娠中期のつわり、第二のつわりと呼ばれるさまざまな症状に悩まされる方も多いので、安定期がなかったと感じる方もいます。あまりにひどいときには病院での治療が必要です。
2.安定期でも流産の可能性0ではない
安定期は流産が発生しにくいとされる時期ではありますが、だからといって無理は禁物です。お腹に赤ちゃんがいること、普段の身体と違うことにはかわりがないのです。過度な負担は避け、安定期でも無理をしないようにしましょう。
安定期の時期を楽しみつつ体調優先で
安定期に入ると食欲が出てきて、これまでの反動からつい食べ過ぎてしまうこともありますが、体重の増えすぎはお産を困難にする要素になりやすい上、妊娠糖尿病の心配もありますので注意しましょう。
また体調が良いことから、この時期に遠出やマタニティ向けのスポーツを開始される方もいらっしゃいますが、無理がない範囲で楽しみましょう。出産前にパパや家族と素敵な思い出を作ってくださいね♪

*監修いただいた助産師のアイさん*
大手産院、内科外来、産婦人科勤務などを経て、二人目妊娠をきっかけに退職し現在は出産準備中。自称、ゆるいタイプの助産師「(大事なことさえ覚えておけば)好きにすりゃーいーじゃん!!」が口癖の頼れる助産師。
*ママ部メンバーとゆる~い対談*
「ふんどし●●」や「穴を絞めるトレーニング」「食材よりも●●できる身体」など気になるテーマが盛りだくさん!ポイントを押さえつつゆるーく。自身の体験も交えながらざっくばらんな雰囲気の対談を是非お楽しみください。
※本記事は専門家監修の元で編集をしております。
【妊娠中のママへ】
ここまで読んでいただきありがとうございます。
妊娠中は赤ちゃんのことはもちろん、食事や体調、産後準備など…気になることもたくさん。だから、困りごとは減らして、マタニティ期間を楽しめるように、カラダノートママ部のママメンバーが選びました。
(Photo by http://www.photo-ac.com/)
著者: カラダノート編集部