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アレルギー

えびアレルギー~えびせんは大丈夫?えびアレルギーの方の食品との関わり方

たまごや牛乳といった食物アレルギーは、多くは乳幼児期に発症しその後成長と共に消失していくことが多いです。

 

それに対してえびアレルギーを含む甲殻類のアレルギーは乳幼児期にはあまり見られず、小学生頃からの発症が増加して、成人になってからもそれが継続することの多いアレルギーです。

 

生えびだけダメ

えびアレルギーが疑われるアレルギー反応の中には、生えびを摂取したときだけにアレルギー反応がみられるケースや、生えびを触ったときに触った箇所が腫れるといったケースもあります。

 

多くのアレルゲンとなる食物は、熱処理をすることによってアレルゲンの効力の低下が見られます。

 

えびアレルギーの主アレルゲンは筋肉に主に含まれるトロポミオシンというたんぱく質で、甲殻類アレルギーの原因のほとんどと考えられているものですが、このトロポミオシンは熱によって完全に消失するものではなく、ある程度の熱に対する耐性を持っています。

 

そのため、生えびを摂取したときだけアレルギーが出たり、生えびを触ったときにだけアレルギーが出るという人であっても、熱処理したえびを過剰に摂取するとアレルギー反応が出ると考えられています。

 

えびせんは?

お菓子にもえびの成分が入ったものがあります。こうしたお菓子はもちろん熱処理をしているものですし、一度に大量にエビを摂取することはあまりないですので、えびせんによってアレルギー反応を示すことはあまりありません。

 

しかし、こうしたお菓子でエビを摂取してアレルギー反応が出ないのは、全体の約8割とされていて、えびに対する感受性が強い人は、えびのお菓子であってもアレルギー反応を引き起こすことがあります。

 

 

中にはえびせんを食べただけで、比較的重いアレルギー反応を示すほど敏感なケースもあります。生えびにしか反応しないと思っている場合でも、エビを過度に摂取するのは避けるようにしましょう。

 

えびアレルギーでもエビフライ・エビチリが食べたい!そんな時どうする?

えびアレルギーの場合、エビを丸々使った料理は食べられないことが多くあります。もちろんアレルギーの程度によりますので、火を通せば食べられる場合もあれば全く食べられない場合もあります。

 

エビフライの代わりに

えびアレルギーとなると、えびをそのまままるごと使うエビフライは食べられませんよね。そのときにえびの代わりに使用できるのがタラなどの魚のすり身です。えびアレルギーがある人は多くの場合、甲殻類アレルギーと分類され、エビと共にかにや貝類などもアレルギー反応が出ることがあります。しかし、魚に関してはアレルギーが出ない人が多くいますので、エビフライに似せて作ることができます。

作り方は簡単で、タラの切り身などを調味料と共にフードプロセッサ―などに入れてすり身にします。このすり身をエビフライのように細長い形に成形して、小麦粉、卵、パン粉をつけて揚げるだけです。

 

エビチリの代わりに

エビチリも、エビを丸ごと使わなければなりませんのでえびアレルギーの人は食べられません。エビチリを作る場合はタラなどの魚のすり身ではえびの食感が出ませんから、鶏肉を使います。唐揚げを作る感覚でよいのですが、鶏むね肉か鶏もも肉を使用します。鶏肉を食べやすい大きさに切ります。むね肉の場合はぱさぱさしやすいので酒などを揉みこんでおいておくとよいでしょう。それに片栗粉をつけて、唐揚げの要領で揚げます。これにエビチリのタレを絡ませれば完成です。からませるたれを変えればエビマヨになりますよ。

 

 

いわゆる代替食といったものですが、全くえびを食べられないのであればこうした方法でいわゆるエビフライやエビチリを作るしかありません。身近な人がえびアレルギーの場合はこうした方法で作ってあげてもよいでしょう。

 

アレルギーを起こしやすいえび…子どもにいつから食べさせる?

子どもの食物アレルギーを気にする親にとって、アレルギーを起こしやすいえびは、いつからどんなふうに食べさせたら良いのか迷ってしまう食品です。どうすれば良いのでしょうか。

 

 

特に問題がないなら、1歳半ごろから

他に重大な食物アレルギーが無く、順調に離乳食が進められているようなら、1歳半ごろから与えてみましょう。乳幼児が起こす食物アレルギーの大半は、消化器の機能や免疫が未発達な点に原因があります。

 

離乳食の初期~中期では与えない方が安心です。離乳食が完了し、幼児食に入っていく段階がお勧めです。えびに限ったことではありませんが、アレルギーを起こしやすい食物を初めて食べさせるときは、「しっかり加熱したものを少量ずつ」というのが鉄則です。

 

不安なら、先に検査を受ける

既に他の食物でもアレルギーを起こしている、親もえびアレルギー、お腹を壊しやすかったり離乳食が順調に進んでいないような場合は、先にアレルギーの検査を受けた方が良いでしょう。

消化器の発達を待ち、3歳ぐらいまで様子を見るというのも1つの考えです。

 

母乳とえびアレルギー

両親ともにアレルギー体質ではなく、子どもも食物アレルギーの傾向が無い場合は、予防の意味で母親がえびの摂取を控える必要はありません。子どもが既に何らかの食物アレルギーを発症していたり、親が強いアレルギー体質の場合は、念のために検査を受け、医師に相談してください。

 

えびを食べた後の授乳で、子どもにじんましんなどの症状が出た時も、急いで受診しましょう。

 

えびアレルギーは、7歳以降の学童期から思春期にかけての発症も多くなっています。年齢にかかわらず、えびを食べた後に子どもが体調不良を訴えたら、検査を受けることが大切です。

 

えびアレルギーでも諦めない!美味しい代替食アイディア集

えびアレルギーの人にお勧めの、えびの代替食をご紹介します。

 

他の食材で作っても美味しいメニュー

えびのチリソース・中華丼・八宝菜・えびマヨなどは、他の材料に差し替えても別の美味しさが味わえます。

 

えびのチリソースなら、豆腐・ホタテ・肉団子・タラ・鶏ささ身で作ると良いでしょう。えびマヨは鶏肉が合います。鶏肉に片栗粉をまぶして使えば、えびのプリプリ感と似た食感になります。

 

さまざまな食材で試せば、メニューのバリエーションも豊富になります。

 

えび以外で風味とコクを出す

魚介のだしや風味をつけるために多用されるえびの代わりには、鰹節や干し貝柱など魚介の乾物が最適です。

 

お好み焼き、チヂミの生地には鰹節を粉にしたものが合います。具として加えるなら、ちりめんじゃこもお勧め。干エビでだしを取るスープは、干貝柱で代用できます。

 

えびのだしをよく使う中華料理・エスニックも、この方法で作ることができます。

 

形だけでも「えび風」

えびアレルギーの子どもがいるなら、みんなと同じメニューを食べている気分だけでも味わってほしいと思うかもしれません。たとえば子どもに人気のえびフライ。味までは再現できませんが、形だけは似せることができます。

 

いんげんやニンジンを芯にして肉を巻き、パン粉をつけて揚げます。人参を少し飛び出すような形にすれば、えびフライ風の見た目になります。タラのすり身と豆腐を合わせ、細長く成形して衣をつけて揚げる方法もあります。

 

代替食材にアレルギーを起こす物がないか、注意してください。

 

子どものえびアレルギーと学校給食

子どもにえびアレルギーの除去食が必要な場合、給食にも配慮が必要です。注意点をまとめました。

 

1.事前に申告する

ほとんどの学校では、事前に食物アレルギーの有無を調査します。

えびアレルギーは学童期以降の発症も多いので、症状が出ていなくても、アレルギー体質など心配な点があるなら、事前に検査すると安心です。

代替食の有無など、学校側の対応についても調べておきましょう。

 

2.献立表をしっかりチェック

配布される献立表には、メニューと材料名が記載されています。

学校側でもアレルギーに対する配慮はあるでしょうが、家でも子どもと一緒に確認してください。

うっかり配膳されて食べてしまう…というミスを防ぐためにも、子ども自身が「食べてはいけないもの」を把握していることが大切です。

 

3.万が一に備える

誤食・配膳ミス・調理中の混入・原料自体の混入など、もしかしたらという事態に備え、アレルギー薬やエピペン(自己注射)を常備しましょう。

使用について、学校側との打ち合わせが欠かせません。エピペンは医療行為ですが、養護教諭や他の教諭も特例として使用が認められています。

使用を迷っているうちに重症化するケースがあるので、どんな症状がでたら使用するか、決めておきましょう。

 

 

友だちと同じものを食べられないことを気にする子どもが、いるかもしれません。

除去食の必要性を話したり、一緒に食べられるメニューを「楽しみだね」と話すなど、給食が苦にならないよう、気持ちを和らげるのも大切です。

(Photo by: [http://www.ashinari.com/])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-04掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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