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大人も多い食物アレルギー!えびアレルギーの症状や注意まとめ

えびアレルギーは比較的大人でもよく見られる食物アレルギー。一般的には甲殻類アレルギーとしてひとくくりにされることが多いえびアレルギーですが、甲殻類の中でもえびは原因アレルゲンとして最も多いのです。エビアレルギーについてまとめました。

 

えびアレルギーのアレルギー症状

えびアレルギーのアレルギー症状は大きく分けて下のような3つにわけることができます。

●即時型アレルギー反応

えびアレルギーのアレルギー反応は多くは摂取後1時間以内に症状が見られます。

最も多いのが皮膚症状とされていて、じんましんや発疹などが良く見られます。

次いで多いのが粘膜症状で、口腔内や咽頭のかゆみなどが見られます。

また呼吸器症状も比較的高確率で見られ、呼吸困難などの症状が見られます。

 

また、2臓器以上で症状が認められるアナフィラキシーが約6割で見られ、より重篤で緊急的な症状のアナフィラキシーショックに陥るのは約2%程だというデータもあります。

このようにえびのアレルギー反応ではアナフィラキシーのような重篤な症状が見られることが珍しくありません。

 

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●食物依存性運動誘発アナフィラキシー

アレルギーの原因となる食物を食べた後に、運動をすることによって誘発されるアレルギー反応では小麦がその原因食物として最も多いのですが、次いで多いのがえびです。

 

こうした運動によって引き起こされるアレルギー反応は国内では比較的まれで、10代から20代に多く重篤な症状になるということ以外あまりよく分かっていない部分も多いです。

 

●食物アレルギー、小麦!小麦を除去する時のポイントと代用食品

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●接触じんましん

えびは体内に摂取する以外に、調理する時などに殻をむくなどしたときに皮膚がかゆくなる接触じんましんの原因となることも多く報告されている食物です。

こうした人は実際に食べるときにはアレルギー反応が出ない人と、食べてもアレルギー反応が出る人の2通りにわかれます。

 

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えびアレルギーと考えられる人は、自分がどのような状況でどの程度の量を摂取したらアレルギー反応が出るのかを確認しておく必要があります。

また、運動をきっかけに引き起こされるアレルギー反応は再現性に乏しく、個人の中でも環境や状況によって反応条件がばらつくことがありますので注意しましょう。

 

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えびが原因!?アレルギー性結膜炎

えびアレルギーの主な症状は、じんましん・腹痛・嘔吐・下痢・呼吸困難など多岐にわたります。場合によっては、目に症状が出ることもあります。

 

アレルギー性結膜炎

体内にアレルゲン(原因物質)が取り込まれたり、接触することで起こる結膜炎です。ダニやほこりなどハウスダストでも起こります。えびは食餌性アレルゲンに当てはまります。

 

症状

多い症状は、目のかゆみや違和感(ゴミが入ったような、ゴロゴロした感じ)です。

痛みや充血、涙や目やにに悩まされることもあります。

球結膜という白目の部分がむくみ、腫れる人もいます。激しい症状が続くと視力障害が起こる可能性もあるので、注意が必要です。

通常の結膜炎と異なり、感染の心配はありません。

 

検査が第一

少量の採血で、アレルギーの原因物質が特定できます。

えびだけではなく、数十種類のアレルゲンを特定できるので、気になる人は検査を受けてみましょう。

 

治療

アレルギー症状を引き起こすヒスタミンなどの作用を抑制する抗アレルギー点眼薬、即効性と強い効き目のステロイド点眼薬での治療が主流です。

症状の重さや内容によって、処方される点眼薬は異なるでしょう。ステロイド配合の点眼薬は使用に注意が必要なので、慎重に扱う必要があります。

 

 

えびだけでアレルギー性結膜炎が起こる場合だけではなく、もともと花粉など他の原因で起こっていたアレルギー性結膜炎が、えびを食べたことをきっかけに悪化するケースもあります。

目の症状と食物アレルギーは結び付きにくいですが、えびが原因で起こる結膜炎もあると考慮に入れておきましょう。

 

気をつけて!えびアレルギーによる気管支喘息

えびアレルギーの症状の1つに、気管支喘息があります。じんましんなど皮膚症状ほど頻度は高くありませんが、繰り返し症状が出たり、重症化する恐れもあります。

 

なぜえびで気管支喘息が起こるか

えびのアレルゲンが体内のIgEという抗体に結合すると、気道の平滑筋を刺激する化学物質を放出するため、気管支喘息が起こると考えられます。

アレルギーが原因の気管支喘息はアトピー型気管支喘息と呼ばれ、えびは食物アレルギーによる気管支喘息の大きな要因です。

 

症状

喉が詰まるような苦しさがあり、呼吸が困難になります。ぜーぜー、ひゅーひゅーという音が呼吸の際に出ることもあります。乾いたような咳、痰もでます。

呼吸困難が激しく、継続すると、血液中の酸素が不足します。指先など体の末端が冷たくなったり、唇が紫色、顔面が蒼白になるといった「チアノーゼ」の状態です。

急いで受診する必要があります。

 

普通の気管支喘息との違い

まずは気管支喘息が起こるきっかけ、時間帯が判断基準です。

えびを食べて間もないうちに気管支喘息の兆候が出れば、えびが原因の可能性が非常に高いです。

ただ、えびを食べてから半日以上たってから症状が出る「遅延型」の反応もあるので、病院でえびアレルギーの有無を検査するのが確実です。

 

主な治療法

気管支拡張作用がある薬と、抗炎症作用があるステロイド薬の吸入が主な治療法です。

アレルギーを起こさないことも大切なので、抗アレルギー薬も用いられます。

薬を吸入する頻度や量は、症状の軽重で変わります。

 

 

もともと気管支喘息を患っている人は、えびアレルギーによってより強い症状がでることもあります。気管支喘息とともに、アレルギーへの対処も欠かせません。

 

特定が大事!えびアレルギーのアレルゲンとは?

えびを食べたことでアレルギー反応が出た場合、確かにそれはえびアレルギーと言いますが、実際のところえびだけに気をつけていればよいというわけではありません。

 

えびアレルギーを引き起こすアレルゲン

えびアレルギーを引き起こすアレルゲンは、筋肉に主に含まれるトロポミオシンという筋原線維たんぱく質がほとんどであると考えられています。

このトロポミオシンは甲殻類アレルギーの原因のほとんどと考えられており、えびアレルギーを持っている人の約65%はカニに対してもアレルギー反応を示しますし、同様にイカやタコ、貝類に対しては約20%がアレルギー反応を示すというデータがあります。

これは逆にトロポミオシン以外のマイナーアレルゲンが検出されていることも示しています。

 

えびだけなのか、そうでないのか

上記のような理由で、えびにアレルギー反応が出たからと言ってえびだけに注意して食べ物を摂取すればよいということにはなりません。

もちろんトロポミオシンがアレルゲンであった場合はかにやイカ、タコ、貝の摂取に慎重にならなければなりませんが、アレルゲンがトロポミオシンだったからと言って、必ずえびの他にもアレルギー反応が出るわけではありませんし、個人によって差があります。

 

だからアレルゲンの特定が大事

どんな食品にアレルギー反応が出るかということも含めて、アレルゲンの特定は必要です。比較的よくみられるアレルゲンのトロポミオシンが原因なのか、それともマイナーアレルゲンが原因なのか特定しておくだけでも治療や応急処置に役立ちます。

 

アレルギー反応を引き越しているアレルゲンが一つとは限りませんし、複数あったとしてもそれぞれの反応の強さは人それぞれです。そのため、先入観を持たず、自分のアレルギーに関して理解しておく必要があります。

 

日本でよく見られる!?えびアレルギーの症状

食物アレルギーの中のえびアレルギーは比較的よく知られているもののひとつです。多くは甲殻類アレルギーとして話されることが多いですが、こうした甲殻類アレルギーは日本では、成人で1.5%ほどの割合で発症しているとされています。

 

えびアレルギーにはアナフィラキシーが多い

アナフィラキシーショックという言葉でよく知られているアナフィラキシーは、非常に重篤な状態になるといったイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。実際世間のイメージと遜色なく、アナフィラキシーはアレルギー反応の中でも最も危惧される状態で、アナフィラキシーを発症した際は死を防ぐための処置が行われます。えびアレルギーはこのアナフィラキシーのような緊急的で全身性の過敏反応を引き起こすことが多く、また病院などで治療を要するアレルギー反応が出ることが多いのです。

 

典型的な反応

えびアレルギーのアレルギー反応は、典型的な即時型食物アレルギーの反応で、その多くはエビを摂取した後1時間以内に発症します。見られるのは典型的なアレルギーと同様で、半数以上口の中やのどがかゆくなるといった口腔アレルギー症状を感じており、他にも手にかゆみを覚えたり、じんましんや発疹、むくみなどの皮膚症状も多く見られます。そしてひどいケースでは呼吸困難などの呼吸器症状も含めたアナフィラキシーショックを引き起こすことがあります。この呼吸器症状を含めたアナフィラキシーを経験したことがあるのはえびアレルギー発症者の半数以上とされていて、やはりえびアレルギーにおけるアナフィラキシーの多さが認められます。

 

 

魚介類を多く食べる日本人にとってえびアレルギーはつらいものですし、多く食べるものだからこそ知らない内に摂取してしまうケースも多くあります。

(Photo by: [http://www.ashinari.com/])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-04掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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