カラダノート家族の健康を支え笑顔をふやす
  1. カラダノートTOP >
  2. 男性のカラダの悩み >
  3. 病気(男性特有) >
  4. 膀胱炎の背後に隠れる病気、前立腺炎や前立腺肥大症の可能性も

男性のカラダの悩み

膀胱炎の背後に隠れる病気、前立腺炎や前立腺肥大症の可能性も

男性の膀胱炎は前立腺炎が原因かも

男性の場合、尿道の長さによって膀胱炎のリスクは低く抑えられていますが、それはあくまで尿道口からの細菌感染の場合のみの話です。

 

確かに膀胱炎となる細菌感染の経路は主に尿道ではありますが、それ以外の経路は男性でもそれなりの発症リスクがあります。

 

そして男性特有の膀胱炎の発症リスクが、前立腺炎からの経路なのです。男性のみにある前立腺という器官ならば、膀胱とも密接に関わっており、前立腺に感染した細菌が、膀胱にまで感染するという事態も充分に考えられます。

 

■前立腺炎からの膀胱炎

●前立腺と膀胱の密接な関係

前立腺は男性のみにある、男性機能司る特殊な器官です。その役割は陰茎や排尿に大きく関わり、特に膀胱などの排尿器官に密接に関わっています。

 

膀胱癌なども前立腺癌に大きく関わっているように、膀胱の炎症もまた前立腺の炎症と無関係ではいられないのです。

 

●男性の膀胱炎の発生原因

男性が膀胱炎になる可能性は限りなく低いのですが、前立腺炎となってしまった場合はその限りではありません。

 

前立腺炎からの影響で、炎症原因の細菌が密接に関わる膀胱にたどり着く可能性はきわめて高いと言えるでしょう。

 

●前立腺炎の発症原因

膀胱炎に比べ前立腺炎は、男性にとって非常に身近な疾患となります。ストレスや疲労などで身体が弱ったときなどに前立腺炎となる場合が有り、ほとんど風邪のような疾患なのです。

 

前立腺炎はその位置関係から、腸内の常在菌大腸菌が主な原因菌となっています。身体の免疫力が低下すると、前立腺がこの大腸菌に感染することになり前立腺炎となってしまうのです。

 

下半身を清潔に保つことで、大腸菌のリスクを低下させることができるでしょう。

 

副作用無く、医薬品と同等の効果?!頻尿(前立腺肥大症)に有効『ノコギリヤシ』

男性の頻尿や尿漏れは、特に高齢になると現われる傾向にあると言われますが、その理由は、60歳以上で前立腺肥大症の罹患率が60%となり、この前立腺肥大症が尿道を圧迫することで尿の通過障害を起こすことによるものと考えられています。前立腺肥大症の薬物治療には『α遮断薬』『5α還元酵素阻害薬』などがありますが、具体的な悪影響が出ていない軽度の頻尿などの場合、薬物治療の対象とならない際に『ノコギリヤシ』というサプリメントがあります。ノコギリヤシは、5α還元酵素阻害薬と同様の機序で前立腺肥大症・頻尿への治療効果があると考えられており、副作用も少なくその効果に注目が集められています。以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

ノコギリヤシとは?

ノコギリヤシは北米南東部のヤシ科の植物で、特徴的なノコギリ状の葉を持っていますが、サプリメントとして使用されるの薬用部位は『実』で、成分としては脂肪酸が主であると言われています。また、ドイツのコミッションE (ドイツの薬用植物の評価委員会) は、ノコギリヤシ摂取について『PSAを阻害するため、前立腺がんを見逃す可能性があり、医師の定期的な診断を受けるべきである』と指摘しています。

 

<ノコギリヤシの作用機序>

加齢によって男性ホルモン(テストステロン)の分泌が減少すると、前立腺は血中から男性ホルモン(テストステロン)の取り込みを強化します。取り込まれたテストステロンは、酵素の働きでジヒドロテストステロン(DHT)となって蓄えられ、ジヒドロテストステロン(DHT)の濃度が高まって前立腺が肥大するとされています。ノコギリヤシは、ジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制し、前立腺の肥大化を防ぐと考えられています。

 

<効果があったとする調査報告>

◆α遮断薬とノコギリヤシの比較研究([PMID:12074791]3)

【研究内容】症候性前立腺肥大症の男性704人を対象に、タムスロシン(α遮断薬)0.4mg/日投与群とノコギリヤシ320mg/日投与群に分け、追跡調査を行う。

【結果】12カ月後の国際前立腺症状スコアIPSSは両群ともに4.4減少しており、差がなかった。

 

⇒1年間のノコギリヤシ投与はタムスロシン投与による治療と同等である可能性が示唆された。

 

<効果が無かったとする調査報告>

 ◆前立腺肥大症患者へのノコギリヤシ投与試験 (PMID:21954478) 

【研究内容】良性前立腺肥大症の男性357名 (平均60歳前後:アメリカ) を対象に、ノコギリヤシ抽出物320mg/日、およびその2倍量、3倍量を各24週間ずつ (全72週間) 摂取させた。

【結果】症状の重症度評価 (QOL、夜間頻尿、最大尿流量、排尿後残尿量、前立腺特異的抗原 (PSA) レベル、生殖機能、尿失禁、睡眠の質など) に影響は認められなかった。

 

安全性について

経口で適切に摂取する場合(48週)おそらく安全と考えられていますが、前立腺がんの疑いがある場合などは注意が必要と言われています。コミッションE (ドイツの薬用植物の評価委員会)によると、前立腺の肥大の進行を止めず、また前立腺特異抗原 (PSA) 値を人為的に低下させる可能性があるため、前立腺がんの診断を遅らせたり、治療に影響を及ぼしたりする可能性があるためと述べられています。

 

最後に 

上記のように、前立腺肥大症への効果についての評価は二分されていますが、実際に通販サイトでノコギリヤシのサプリメントを摂取された人の感想を見てみると、頻尿に有効であったという声が数多く見られます。いずれにしても、摂取前にはPSA検査・直腸検査などは必須といえそうです。

 

男性の膀胱炎の背後に隠れる病気

膀胱炎はどちらかといえば女性の病気というイメージがあるかもしれませんが、男性にも膀胱はありますので膀胱炎もあります。

中には何度も膀胱炎を繰り返してしまうという方もおり、一度かかったら再発しないように注意したい病気でもあります。男性の膀胱炎を見てみます。

 

●前立腺とつながっている膀胱炎

男性がかかる膀胱炎のうちその多くは前立腺とつながっていると言われています。

尿道から前立腺、膀胱へと一本の道を描くようにして感染が進んでくるので膀胱炎を何度も繰り返す人は前立腺の細菌感染を止めなければいけません。

前立腺との関連は男性の膀胱炎だけにみられる特徴です。

 

●前立腺関連の膀胱炎の治療はどうしたらいいの?

膀胱炎は細菌を除去することが大切ですが、普通の抗生物質では膀胱の中の細菌しか除去できません。

つまり膀胱に細菌を貯めている元となる前立腺まで薬が伝わらないという問題が発生するのです。

ですので膀胱炎が起きた時には原因となる前立腺炎、尿道炎などを探して膀胱炎の治療と併用して前立腺炎や尿道炎の治療を行うのが通常です。

 

●手術したりするの?

単純な膀胱炎で手術することはまずありません。ただし、背後に慢性の前立腺炎がある場合は手術の可能性もあります。

ですが全体的にみて前立腺炎での手術は高齢者、痛みが激しいなどいくつかの条件を満たさないと行われません。

多くは痛み止めを始めとした薬物療法で治療します。

 

男性の膀胱炎の原因となるのが尿道や前立腺の病気です。具体的には尿道炎や前立腺炎です。

尿道炎、前立腺炎どちらの原因で膀胱炎が起きても膀胱炎と原因となった病気の治療を並行して行います。

 

性交時に膀胱炎をうつさない・うつされないために

膀胱炎は性病的な一面も持っています。というのも膀胱炎には細菌感染がかかわっているからです。

膀胱炎の患者の膀胱には細菌があり、性交時に尿道や肛門などから膀胱炎がうつる場合もあるのです。

尿道の長さの関係から女性の方が膀胱炎をうつされやすいです。

膀胱炎を性交時にあげない・もらわないための工夫を見ていきます。

 

性器を清潔にする

性交前はもちろんとして、普段から性器を清潔にするということを忘れないようにしてください。

どんな細菌でも不潔な状態が続くと繁殖します。それは膀胱炎を引き起こす細菌でも同じです。

男性器を洗う時にはまず陰毛部分から洗っていきます。ボディソープなどを泡立てて泡をからませるように洗ってください。

次に陰嚢やペニスはしわの部分に汚れが貯まらないように新しく泡立てたボディソープで洗います。

 

コンドームをする

コンドームは避妊の為だけではなく性行為でお互いの体に細菌を移動させない役割もあります。また、膀胱炎だけではなく性病も防げるのです。

妊娠を望まない性交のときにはコンドームを使って膀胱炎や性病の感染も予防しましょう。

 

膀胱炎にかかっているときは性交を避ける

膀胱炎にかかっているときには性交しない方が本来はよいです。コンドームを付けていても、性器を清潔にしていても感染の可能性が高くなってしまいます。

同じように女性が膀胱炎のときにも性交は避けるようにしましょう。

 

膀胱炎を性交時にあげない・もらわないためのポイントは性器を清潔にする・コンドームをする・膀胱炎時には性交を避けることの3つです。

パートナーと自分の体を守るためにもぜひ気を付けてください。

 

(Photo by: http://www.photo-ac.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-16掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

病気(男性特有)に関する記事

男性コンジローマの原因や症状、治療法や治療期間は?

コンジローマ完治までの期間にOKなこと、NGなこと 男性がコンジローマにか...

血尿や尿道の痛みはこんな病気の可能性がある!?

  尖圭コンジローマと梅毒は間違われやすい? 男性にとって泌尿器の気にな...


精巣にできる2種類のできもの、睾丸炎と副睾丸炎の違いとは?

間違えやすい睾丸炎と副睾丸炎 睾丸に痛みを感じる疾患に睾丸炎と副睾丸炎があ...

包茎の悩み、亀頭包皮炎やペイロニー病などの予防や治療法とは?

  陰茎に白いブツブツが!性病と誤解されやすいフォアダイスとは 男性、特...

カラダノートひろば

病気(男性特有)の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る