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4人に1人がDV(ドメスティック・バイオレンス)被害者 !?DVの原因と加害者の特徴

DDV(ドメスティック・バイオレンス)と聞くと、ニュースやドラマなどでは良く耳にしますが、実際周囲にそういった話は聞かないし身近なものではない、と思われるかもしれません。

 

DVを受けたことのある人はどのくらいいる?

2006年に行われたDVに関する統計調査によると、

男性から身体的な暴行を受けたことのある女性の割合は、約4人に1人

継続的で執拗な暴行を受けたことのある女性の割合は、約10人に1人

であるという報告があります。

この統計のように、DVは決して特殊なことではなく、いつ自分が被害者になってもおかしくないものです。

そのため、全ての女性がこの問題に対する対策を知っておくべきであると思います。

 

DVは加害者と被害者、両方に問題がある

DVにおいてキーワードとされるのは、相手に対する『依存性』であり、これは加害者から被害者に対する執着心だけでなく、被害者が加害者に対して依存しているケースに対しても言えることです。

 

一度、パートナーから暴力を受けても、「この間は悪かったと謝ってくれたから、信じてあげたい」「私しか彼を理解してあげられない、もっと耐えれば何とかなるはず」などと考え、いつまでも離れずにパートナーからの暴行がエスカレートしていくことも多く有ります。

このような関係性においては、被害者である方も第三者の支援を借りて相手に頼らない自立した生活へと変えていく必要があります。

以下では、まずDVの原因と種類、加害者の特徴などを説明していきます。

 

DVにはどのような種類がある?

まずDVの定義とは、『近親者に暴力的な扱いを行う行為・ないしは暴力によって支配する行為全般』であるとされていますが、種類としては以下の5つがあります。

 

1)一方的な暴力が行われる【身体的虐待】

2)無視・侮辱・監視・脅しなどの【精神的虐待】

3)性交の強要・避妊をしない・異常な嫉妬などの【性的虐待】

4)仕事を制限・生活費を入れない・借金の繰り返しなどの【経済的暴力】

5)周囲からの隔離・執拗なチェック・外出妨害などの【社会的隔離】

 

DVの原因とは?

DVが起こる原因とは何でしょうか?

まず、加害者側の原因から考えてみると、その方の持つ『気質』や『精神的疾患』が挙げられます。

 

DVに発展する原因としてしばしば考えられるのが『ストレスから来る怒り』ですが、多くのケースにおいて暴行が行われるのは人目につかない家庭の中だけであり衝動性というよりは『学習した結果の行動』であると、言われることもあります。

 

では、被害者側がDVを受けてしまう原因について考えてみると、先ほど挙げた『相手への依存心』に加え『相手への度を越えた寛容性』が挙げられます。

 

DVのサイクルとは?

DVが行われるのには1つのサイクルがあり、

緊張期(加害者が言葉や態度で脅かす等)

爆発期(激しい暴行が行われる)

平穏期(加害者が謝る、二度としないと約束する等)

と、上記の3段階が順に繰り返されます。

 

被害者の方は『平穏期』で見せる相手の姿が「本来の姿」であると信じ、次は変わるのではないかといつまでも相手に付き合ってしまうことが、抜け出せない原因の一つにもなっています。

(多くのケースで、次の暴力が始まるまでのサイクルは徐々に短くなり、程度も激しくなっていく場合が多い)。

 

DV加害者の気質とは?行動から見える加害者の性格傾向

以下は、加害者の性格に共通して見られるとされる行動傾向です。

必ずしもこの性格を持った方が加害者になる可能性があるというわけではありませんが、傾向としては高率であると言われています。

 

1)所有欲や嫉妬深さが強い

付き合い始めて間もないうちに、早く結婚しようと迫る。

掛かってきた電話の相手をチェックする。

他の男性(同僚・友達)と話をすると嫉妬をする等。

 

2)性的役割への肯定感

男尊女卑の傾向が強い、女性は家庭に入り夫の世話をするものという考えを持っている。

妻が外で働いたり知識を身につけることに反対している。

 

3)性的暴力の傾向

性行為の強要や、女性を単に性的な対象物として見る様な言動、暴力的に行為を行うなど。

 

4)極端に批判的な言動

被害者の家族や友人の批判を頻繁に行う、自宅に友人を呼ぶと怒る等。

 

5)他人への責任転嫁

加害者が失敗した際に、人に責任転嫁をする、自己責任を取らない。

 

6)動物虐待・弱者への侮辱

自分より弱い立場の者(会社の部下、動物など)への酷い扱い(侮辱や動物虐待など)

 

統計調査による加害者の特性

また、WHOなどの調査によると、加害者の特性としてしばしば挙げられるものに発達障害や精神的疾患を含めた次の3つが挙げられています。

 

『性的役割への肯定感』

性的役割への肯定感とは、『男はこうあるべきだ、女はこうあるべきだ』という偏見に対して、肯定的な考えを持っている人のことを指します。

WHOの調査では、この傾向が強い人ほど、異性への性的暴力や精神的暴力に対して寛容であり、DVとの関連性が示唆されています。

 

『ADHDなどの発達障害』

ADHDなどの発達障害とは、先天的に脳内のセロトニンなどの物質が不足しているため、多動性や攻撃性が見られます。

しかし、DVを行う加害者の多くは『普段は穏やかな性質』の人物が多いと言われ、発達障害よりは人格障害であるケースが多いと言われます。

 

『自己愛性パーソナリティ障害』

自己愛性パーソナリティ障害とは、多くは『幼少期から親の過保護や過大評価を受けて成人し、自分は優れていて特別な存在でなければならないと思い込む一方、根底には多大な自己不信があり、自分を愛せないことに生き辛さを生み出す障害』とされています。

 

多くのDV加害者の例で、この疾患が見られると言われています。アメリカで2009年に行われた調査によると、近年10年間で自己愛性パーソナリティ障害が発生した率は2倍以上に増加しており、人口の16人に1人がこの疾患を経験していると報告されています。

(phtby://www.photo-ac.com/

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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