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がんの痛みに使用されるオピオイドとは何?

       

がんを患う方の7~8割は、その闘病期に痛みを経験すると言われています。
がんの治療にあたっては、痛みを放置することによる不眠や体力の消耗を防ぐために、がんの痛み(がん性疼痛)に対して何らかの対策を取ることが大切となってきます。


がん性疼痛を抑えるためには、NSAIDs、アセトアミノフェン、鎮痛補助薬に加えオピオイド(オピウム(アヘン)類縁物質)を使用します。

NSAIDsやアセトアミノフェンに関しては、風邪の発熱や頭痛などでも日頃から使用されている薬ですが、オピオイドは麻薬の一種であり、普段はなかなか使用する薬ではありません。

オピオイドにも効果の弱めのものから強いものまで、様々な種類のものがあります。

 

弱オピオイド
日本ではリン酸コデインがこの分類に入り、鎮痛作用以外としては咳止めや下痢止めを目的として使用されます。

コデインは体内に吸収されると肝臓で代謝され、6~5%がモルヒネになり鎮痛作用を発現します。また、トラマドールも弱オピオイドに分類されています。

 

強オピオイド
日本で主に使用されている強オピオイドには、以下のものがあります。


*モルヒネ(MSコンチン・ピーガード・パシーフ・アンペック注など)
*オキシコドン(オキシコンチン・オキノーム・パビナール複合剤)
*フェンタニル(デュロテップパッチ・フェンタニル注)


いずれもオピオイド受容体に作用して鎮痛効果を発揮します。

ほかの鎮痛薬と大きく異なる点は、痛みの増強に応じて増量で対処が可能なこと、重篤な臓器障害がないことです。

ただし、副作用としては、吐き気や便秘、眠気、皮膚掻痒がありますが、不相応な大量投与を行うと呼吸抑制を起こす場合があるので注意が必要です。

 

またモルヒネ、フェンタニルには単独の注射薬があり、皮下注射や静脈内投与が可能です。

こちらは患者の痛みの出現パターンに即座に対応できるPCA法(自己調整鎮痛法)にも対応が可能です。

 

がん性疼痛は、治療の妨げになるやっかいなものです。

オピオイドは、その痛みを抑えるために、がん患者の状態や痛みへの効き目を考慮しながら、その方にあった薬剤を選択し、必ず副作用対策と一緒に使用することが基本です。

 

 

 

(Photo by://www.ashinari.com/2013/09/29-382649.php?category=393 )

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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