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生活習慣病

安易に飛びついてはいけない「やせ薬」

メタボリックシンドロームという言葉を耳にした当初は、あまり良く意味を理解しないまま、ただ単に太った体系の人を「メタボ」と呼んだりしていたかもしれませんが、その意味を理解するにつれて「これは大変」と思った人も少なくないのではないでしょうか。


近年、肥満者の増加と、その肥満が原因で起こる糖尿病、脂質代謝異常、高血圧症などのメタボリックシンドロームを呈する方が増えています。

「たかがメタボ、されどメタボ」と、とある医師が嘆いていましたが、メタボリックシンドロームは動脈硬化系疾患に直結しており、そのまま放置しておくと心臓疾患や脳血管疾患といった重篤な後遺症が残る、はたまた死に至る病に進行しかねません

 

メタボリックシンドロームを治療するには、病態の根幹にある肥満(内臓脂肪蓄積)を改善することが最も重要です。

実際にメタボリックシンドロームを呈する肥満患者がその体重の5%程度の体重減少(減量)に成功すると、血液データや血圧値が改善することは良く知られています。

 

肥満を改善するには摂取エネルギー量を減らすか、消費エネルギー量を減らすかしてエネルギー収支を負(マイナス)のバランスにし、過剰に蓄積された脂肪組織を減少させなければなりませんが、現状の食事療法や運動療法などでは現実の減量は困難であることもまた事実です。

 

実は、その補助的な治療法として薬物療法があるわけですが、まだまだ選択肢は少なく、日本で使用できる薬剤はマジンドール(サノレックス)のみです。

 

最近は海外で使用され、輸入できるケースもあるようですが、それらの薬は日本国内ではあくまでも治験中というのが実情のようです。

 

摂食調節機構とは?
食欲の調節、要するに食べ始めたり食べ続けるシグナルと、食べるのをやめるシグナルは中枢神経系と末梢組織(消化管、すい臓、脂肪組織)により、複雑かつ巧妙にコントロールされています。そこには難しくいってしまうと、ペプチドを代表とする摂食調節物質やニユーロンネットワーク、迷走神経などが介在しています。

 

それらの摂食調節に関わる細かい因子をターゲットにして、現在臨床応用中または開発中の薬は、以下の3つのパターに分類されています。

 

1. 食欲抑制薬
2. 消化吸収抑制薬
3. エネルギー代謝促進薬

 

マジンドール(サノレックス)は、1番の食欲抑制薬として認可されています。

 

それ以外の薬は、インターネット上などで購入可能なものもありますが、安易に購入して服薬したことによる死亡例も聞かれていますので、痩せたいからと言って簡単に飛びつくのは、くれぐれも止めた方が良いと思われます。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2009/07/11-024120.php?category=56 )

著者: kyouさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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