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生活習慣病

慢性腎臓病は食事療法が進行悪化のカギ!

     

CKD(慢性腎臓病)は、その悪化を防ぐため、日常生活に様々な規制が生じることが知られています。

蛋白質は尿素の元になるため、その量を制限して尿素の量を少なくしなければなりません。

また、蛋白質を過剰に取ると、腎臓の糸球体という血液ろ過装置が障害されることも分かっています。

塩分の取りすぎは血圧を上げ、腎臓に負荷をかけ、病状の進行を早めます。


食事療法は、CKDの悪化を防ぐための基本とされており、三大栄養素(炭水化物・脂質・蛋白質)に対する配慮のほか、体液や電解質に関連した食塩・水分・カリウム・リンなどに対する配慮が大変重要になってきます。


成人のCKDに対する食事療法の基準は以下の通りです。

 

成人の慢性腎臓病の食事療法基準(ステージ:病期)
1. ステージ1(GFR≧90)
 a.尿蛋白量 0.5g/日未満
    エネルギー(kcal/kg/日):27~39 食塩(g/日):10未満
 b.尿蛋白量 0.5g/日以上
    エネルギー(kcal/kg/日):27~39 食塩(g/日):6未満 蛋白質(g/kg/日):0.8~1.0


2. ステージ2(GFR60~89)
 a.尿蛋白量 0.5g/日未満
   エネルギー(kcal/kg/日):27~39 食塩(g/日):10未満
 b.尿蛋白量 0.5g/日以上
   エネルギー(kcal/kg/日):27~39 食塩(g/日):6未満 蛋白質(g/kg/日):0.8~1.0


3. ステージ3(GFR30~59)
 a.尿蛋白量 0.5g/日未満
   エネルギー(kcal/kg/日):27~39 食塩(g/日):3以上6未満 蛋白質(g/kg/日):0.8~1.0 カリウム(㎎/日:)2,000以下
 b.尿蛋白量 0.5g/日以上
   エネルギー(kcal/kg/日):27~39 食塩(g/日:)3以上6未満 蛋白質(g/kg/日):0.6~0.8 カリウム(㎎/日):2,000以下


4. ステージ4(GFR15~29)
   エネルギー(kcal/kg/日):27~39 食塩(g/日):3以上6未満 蛋白質(g/kg/日):0.6~0.8 カリウム(㎎/日):1,500以下


5. ステージ5(GFR<15)
   エネルギー(kcal/kg/日):27~39 食塩(g/日):3以上6未満 蛋白質(g/kg/日):0.6~0.8 カリウム(㎎/日):1,500以下


6. ステージ5D(透析療法中)
   エネルギー(kcal/kg/日):27~39 食塩(g/日):6未満 蛋白質(g/kg/日):1.0~1.2 カリウム(㎎/日):2,000以下 水分:できるだけ少なく リン(㎎/日):蛋白質(g)×15以下

 

CKDのステージが進むほど、治療・管理上の食事療法の必要性は高くなります

 

ステージ4~5では、塩分制限(低塩)、低蛋白食によって透析の導入をかなり遅らせることができるとされています。

また、すでに透析をしている方の場合は、食塩・水分・カリウムのコントロールが守られなければ、直ちに命にかかわる事態(心不全や心停止)となりますので、注意が必要です。

 

 

(Photo by://www.ashinari.com/2009/12/30-032303.php )

 

著者: kyouさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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