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生活習慣病

血清尿酸値を下げるための薬~通風を治すアロプリノール~

     

    

痛風の原因となる尿酸は、プリン体を代謝する過程で最終的に作られる代謝物質です。

尿酸は水溶性で、血中溶解度は6.8㎎/dlで、これを超えると体内で尿酸塩の沈着が進行します。

 

関節内の尿酸塩結晶が、これを異物とみなした白血球に攻撃されるために急性関節炎(痛風発作)を発生させ、尿酸塩結晶や尿酸結晶・結石により腎尿路系障害を起こします。


痛風の治療には、痛風発作の治療と、高尿酸血症治療という2つの治療をしていかなければなりません。

尿酸をさげる尿酸下降薬にはXO阻害の尿酸生成抑制薬と腎臓での排泄を増加させる排泄促進薬があります。

その中でも「アロプリノール」は1964年に開発され、1969年に日本でも発売になりました。

この薬は2011年にフェブキソスタットが登場するまで、唯一の尿酸降下治療の要となる薬でした。


アロプリノールによる治療
この薬は尿酸値を急激に変化させるために、それが逆に誘因となって痛風発作を誘発するという副作用が時折みられるため、少量から服用を始めます

血清尿酸値5~6㎎/dlを目標に服用量を調整します。

腎機能が正常な方には100~400㎎ほどの服用でその達成が可能だとされています。

透析患者の方は、透析直後に1錠服用します。


アロプリノールの登場により、尿酸値の十分なコントロールが可能となり、痛風の方が発作から解放され腎障害や尿路結石の悪化防止など、多くの高尿酸血症患者が救われています。

 

しかし一方で、様々な副作用や薬剤相互作用、腎機能低下例での問題点も抱えてきました。

この薬は腎臓で排泄されるので、特に腎臓機能低下の方が使用する場合は重篤な副作用が発生することが、尿酸値を下げるための妨げになってきました。

 

このような問題のために、新たな尿酸生成抑制薬の開発がいくつもされてきましたが、アロプリノールを超える薬剤は長らく現れませんでした。

2011年に新たな生成抑制薬のフェブキソスタットが登場しましたが、新しい治療薬として活躍してくれることが期待されています。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2011/05/22-347841.php )

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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