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生活習慣病

心筋梗塞や心不全を防ぐために~心臓の状態がわかるBNP検査やマーカー検査、セルフチェックなども

心臓の検査は主に心電図などですが、血液検査も重要な検査の一つです。最近注目されている心臓の検査の一つに、BNP検査があります。

 

心不全の病態把握から診断へ

BNPとは、脳性ナトリウム利尿ポリペプチドという心臓で分泌されるホルモンの一種。心筋梗塞や心不全で心臓に負担がかかると、血液中に出てきます。

 

したがって、BNPが高いことは、すなわち心臓に負担がかかっていることを示します。そのため、以前は心不全の病状を把握するための検査でしたが、最近では診断に使用されることが増えてきました。

 

自覚症状が出る前に、心不全などの心機能低下を早期発見できるので、2007年から保険でも診断のための使用が認められています。

 

BNP値と心臓の状態

18.4pg/dl未満:基準値

心疾患の有無はわからないが、慢性の心不全はない

 

40pg/dl以上100pg/dl未満:要観察

心疾患の有無はわからないが、慢性の心不全はないことが多い

 

100pg/dl以上200pg/dl未満:要精密検査・要治療

心疾患あり。多くは無症性の心不全

 

200pg/dl以上500pg/dl未満:専門医の治療が必要

心疾患があり、心不全の可能性がある

 

500pg/dl以上:厳重な治療を要する

心疾患があり、重症の心不全

 

人間ドッグの項目をチェック

BNP検査は人間ドッグなどでも項目に加えられている場合もあります。心疾患の目安となるBNP検査ですが、より一般的になることが期待されています。

 

健康診断や人間ドッグを受ける場合には、BNP検査があるかチェックしましょう。

 

血液で分かる心筋梗塞マーカー検査

心臓の検査は、心電図や心エコーなどの大掛かりな装置を使った検査が多く、検査にも時間や費用がかかります。とくに心筋梗塞の検査では、心臓の血管に管を入れて測定する「冠動脈造影」が行われていますが、患者への負担も大きく、手軽にはできないという課題がありました。

 

血液検査で分かる心筋梗塞

最近では、このような検査だけでなく、血液を測定して、心筋梗塞の徴候を見つけられるマーカー検査が始まっています。

血液中にある心筋梗塞の徴候となる物質を測定し、心筋梗塞の徴候を定期的に検査しようというものです。血液検査だけですので、負担も少なく、定期的な測定が可能となり、病態の確認に重要な項目となってきています。

 

心臓から出るタンパク質「トロポニン」

狭心症や心筋梗塞で心臓に壊死がおきると、血液中に「トロポニン」というタンパク質が漏出します。

このトロポニンは、心臓の筋肉繊維を構成しているタンパク質です。

これが、狭心症などによって心臓の筋肉がダメージをうけると、血液中に出てくるのです

このトロポニンの量を測定することで、心臓のダメージの度合いがわかるというわけです。

 

心臓以外にはないトロポニン

トロポニンは心臓の筋肉繊維だけにあるタンパク質です。

そのため、トロポニンが血液中にあることは、心臓になんらかのダメージがある、ということを意味します。

 

心筋梗塞を起こした場合、このトロポニンは数時間後に血液中に出現し、約2週間血液中に存在するので、気づかない程度の発作でも、トロポニン検査から異常を発見できます。

 

 

狭心症の疑いがある場合や、生活習慣病で心臓に負担がかかっている場合には、医師からトロポニン検査を進められることがあります。トロポニン検査は、心筋梗塞の徴候をキャッチすることにもなりますので、定期的に検査することをお勧めします。

 

心臓病リスクをセルフチェック!

心臓病は、なりやすい人となりにくい人がいます。遺伝的なものもありますが、糖尿病や高血圧、喫煙、肥満等の生活習慣病が原因の大きなもの。あなたは心臓病に注意が必要なタイプか、セルフチェックしてみましょう。

 

心臓病のためのセルフチェック

次の項目をみて、いくつ○がつくか、チェックしてみましょう。

・魚よりも肉!

・お菓子大好き!

・塩分が濃いめの味付けが好き

・野菜、海藻、大豆製品はあまり食べない

・食べることが好き!つい多めに食べてしまう

・お酒を飲む機会が多い

・標準体重を10キロ以上オーバーしている

・たばこを吸う

・運動を1週間に一回もしない

・デスクワークや車の移動が多く、歩くことが少ない

・仕事が中心の生活

・スケジュールが詰まっていて30分以上の休憩がなかなか取れない

・仕事でもなんでも、一度に2つ以上のことをするのが好き

・睡眠時間は1日6時間以下

・週末もまとめて2日休むことはほとんどない

・休日や旅行中も、仕事の連絡をすることが多い

 

セルフチェック診断

○が5個以下:心臓病リスクは少ないですが、続けて丸があった項目は要注意です

○が6~10個:A型体質人間の可能性大。食事や運動に注意しましょう

○が10個以上:虚血性心疾患のリスク大です。定期的な検診をかならず受けましょう

 

丸の数と続けて丸がつく項目に注意

いくつ丸がつきましたか?心臓病の疾患は、生活習慣だけでなく、気持ちの持ち方や正確が影響すると言われてます。仕事熱心でせっかち、負けず嫌い、成功願望が強い、といったがんばり屋さんの「A型体質人間」と言われる方は、虚血性心疾患になりやすい傾向があります。これも心臓病のリスク要因ですので、注意が必要です。

 

大きな筒の中に入るMRI検査…「胸部MRI検査」で分かることはたくさんあるんです!

心臓を調べる検査というのはいろいろとあります。

その中のひとつが胸部MRI検査です。MRI検査というのは磁石の性質を利用して、臓器に含まれる水分と脂肪の信号をとらえて映像化する検査で、体の断面を画像として見ることができます。

 

胸部MRI検査って?

MRI検査というのは、患者さんが検査台の上に寝て、大きな筒のような形の中(これが大きな磁石)に入って行う検査です。受けたことがなくても、テレビなどで見たことがあるのではないでしょうか。

胸部MRI検査においては、胸あるいは背部に心電図電極をつけ、胸と背中にコイルを置きます。コイルが電磁波を受信するアンテナになり、これによって検査が行えます。

 

MRIで分かるのはどんなこと?

MRI検査はどの方向からでも、断面図の撮影が可能ですし、様々な撮影法があります。

そのため検査目的に応じて検査を使い分けることができます。

・心臓の動き

・心臓の形

・心筋の性質

・血流の状態

・心筋細胞の障害

MRI検査は画像を映し出すものですが、なぜそれで心臓の動きが分かるのでしょうか。

これは実際に動画を撮っているわけではなく、画像をコマ送りにして動画のように見せる方法です。

これはシネMRIという方法で、この方法は患者さんが10~15秒息を止め、その間に心電図と連動させて、20~30コマ/秒で画像をとり、動画として心臓の動きを映し出すものです。

さらに血流や心筋細胞の状態を知るには、造影剤を使用します。これによってより詳しく心臓の状態を知ることができます。

いずれにせよ、MRI検査は様々な影像法を用いて検査ができ、心臓病の検査に有効です。

 

MRI検査は比較的新しい検査の方法です。そのため、それまでの検査で知ることができなかった、体の中の異常を知ることも出来るようになってきています。

(Photo by: http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-13掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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