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生活習慣病

肥満や過剰なアルコール摂取が高尿酸血症になりやすいわけ

                   

痛風の原因となる尿酸はプリン代謝の最終分解産物として生成され、その生成量は糖代謝や脂質代謝の影響を受けると言われています。

要するに、糖分・脂質・プリン体の過剰摂取が尿酸血を上昇させ、辛い痛みを伴う痛風を発症させます。


痛風を発症させやすい生活習慣としては、肥満(BMI25以上)・体重増加・過度の飲酒・高プリン食の摂取・清涼飲水の摂取があります。


肥満が及ぼす影響
肥満、特に内臓脂肪型肥満はインスリン抵抗性を介して血清尿酸値を上昇させます。

消費エネルギー以上にカロリーを過剰摂取すると、それらは体内で脂肪として蓄積されます。脂肪酸合成が亢進すると、それに付随してペントースリン酸経路が活性化し、尿酸の産生を亢進させます。

 

また高インスリン血症はナトリウムの再吸収を亢進させ、ナトリウムは尿細管で再吸収されますが、その際に使用されるトランポーターが、ナトリウムとともに尿酸の再吸収を亢進させるために、血中の尿酸値が上昇するという悪循環に陥るわけです。そのため、肥満(特にBMI25以上の場合)は痛風を発生させる高尿酸血症になりやすい環境だとされます。


フルクトースの過剰摂取
清涼飲料水の過剰摂取による尿酸値の上昇は、清涼飲料水に含まれているフルクトース(糖の一種)が関係しています。

体内に吸収されたフルクトースが分解される際に、高エネルギー物質であるATPを大量に消費します。すると肝臓にてこのATP低下を補うために様々な酵素が働き結果的に大量の尿酸が生成されることがわかっています。


アルコールの過剰摂取
吸収されたエタノールは肝臓でアルコール脱水素酵素(ADH)とアルデヒド脱水素酵素(ALDH)の働きでアセトアルデヒドから酢酸に代謝され、生成した酢酸はATPを消費する反応でアセチルーCoAに変換されます。

その変換に伴って起こる反応によって尿酸の生成が増加します。

 

また、エタノールが肝臓で分解される過程において、NADHの産生が増加するため、トランスポーターが活性化され尿酸の再吸収が亢進されます。

要するに、肥満と同様に尿酸が大量に生成され、その排泄においても尿酸の再吸収が促進されてしまうというわけです。


とりわけビールには、他のアルコール飲料に比べて数十倍プリン体が多く含まれているため、注意が必要だとされています。

 

(Photo by: //www.ashinari.com/2009/05/18-020486.php)

著者: kyouさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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