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中国のPM2.5による汚染が深刻化!原因や健康への影響、対策など

 

中国からのPM2.5による大気汚染がまた深刻になってきているようです。

 

現在、中国の最北東部に位置する黒竜江省のハルビン市では、大気中のPM2.5の濃度が計測不能の値になっているそうです。現在の値は1立方メートル当たり1000マイクログラムを超えており、現在の中国の基準値は1日平均で75マイクログラムのため、基準値を大きく上回っている状況です。

 

黒竜江省のハルビン市のPM2.5大気汚染状況

・市内は有害物質を含むスモッグにおおわれている。

・スモッグにより10メートル先も見えない状況。

・出歩くこともままならない状況。

 

今回の大気汚染の原因

自動車や工場からの排気ガスから出されるPM2.5に加えて、石炭による暖房が集中的に始まったためと言われています。

 

現在のハルビンの状況

ハルビン市内の空港、高速道路は視界が不良で危険なため閉鎖、学校関連も全て休校になっているそうです。

 

中国ではPM2.5の被害が始まったころより、呼吸器疾患での医療機関への受診、呼吸器疾患による死亡者は増え続け、外出には防塵マスクが必須のようです。

ある医療機関で診察を受けた少女の気道は、通常であれば、幅1cm程度あるはずの気道が2.34mmしかない状態で、10歳にも関わらず、70歳~80歳のような呼吸音をしていたそうです。

 

PM2.5に対する中国の取り組み

・環境性能の悪い自動車の削減

・燃料の置きかえ(石炭⇒天然ガスなど)

 

中国では、PM2.5の基準を下げることを計画しているが、実際に計画が実行されるまではには、まだ時間がかかる模様です。

 

このPM2.5による大気汚染被害は、中国国内だけでなく、偏西風が吹く季節には風に乗って、日本までやってきます。

冬になると、こういった暖房の利用が増え、被害はますます深刻化することが考えられます。対岸の火事ではなく、世界的に本腰を入れて、真剣に考えていかなければ取り返しのつかない事態になってしまいます。

 

PM2.5は黄砂にくっついて飛んでくる?日本への影響と健康への影響について

話題のPM2.5ですが、4月の「黄砂」と混じって日本へやってきます。このPM2.5と黄砂は何が違い、どのような影響があるのでしょうか。

 

(PM2.5って何?黄砂との違いは?)

もともと、PM2.5というのは、大気中にある粒子の大きさを表したもので、直径が2.5μm以下の微小微粒子の事を「PM2.5」と呼んでいます。このPM2.5の原因は工場から出る煙や自動車の排ガス、石炭のカスが空気中に飛んで大気汚染となっているものです。

東アジアの砂漠地帯や黄土地帯から、強風によって大気中に舞い上がった黄砂粒子が飛んでくる現象で、黄砂自体には何ら害はありません。しかし、問題は、この「黄砂」にくっついてPM2.5が日本へやってくることなのです。スギ花粉よりも1/10も小さいPM2.5は黄砂にしっかりとくっついて飛んできます。また、黄砂には他の有害物質となる物質もくっついてくるので、中国を通って日本へ飛んでくる間に、黄砂は大気汚染を多量に含んだ媒体となって私たちの前に現れるのです。なので、最近の黄砂は、黄色い砂ではなく、黒い砂になっているようです。

 

(健康への影響は?)

この、大気汚染物質をたくさんつけた黄砂を吸い込むことで、様々な症状が出ます。また、PM2.5は小さい為、呼吸器系の奥まで入りやすいという特徴があり、肺の奥や血管に入り込むことで喘息、気管支炎、心疾患のリスクを高める原因にもなります。そして、このPM2.5の非常に危険な粒子「硫酸塩エアロゾル」は、化学反応で発がん性物質に変わると言われていて、たくさん体内に入り込むことで、肺がんになりやすいと言われています。また、この「硫酸塩エアロゾル」は花粉にも付着しているものなので、花粉症の症状を悪化させることもあるので、非常に注意が必要です。

 

このような大気汚染が深刻化している中で、私たちは自分自身の身を守るために、なるべく大気汚染物質を吸い込まないような対策をしっかりすることをお勧めします。

 

PM2.5や黄砂の喉あれ対策におすすめのグッズや食べ物

PM2.5や黄砂など、微細な塵は人間の鼻や喉の粘膜に影響を与えることがあります。声が枯れるのも症状の一つです。

喉が荒れているときに使いたいグッズや、食べ物を紹介します。

 

●1本は持っておきたい喉スプレー

喉スプレーはさまざまなメーカーから販売されており、大体700-1500円くらいで買えます。

それぞれの商品によって強みは異なりますが、基本的には喉の炎症を抑える、粘膜を消毒してくれる商品です。

喉が痛いときにスプレーすると、すっきりした感じが得られるのも特徴ですので、1本買って常に持ち歩くのがおすすめです。

 

●加湿器

家に置いておきたいのが加湿器です。黄砂やPM2.5の被害は主に外ですが、外で喉にダメージを受けた時に、家の中が乾燥しているとダメージ回復できません。

特に冬場から春にかけては湿度が低めになりがちですので、加湿器を寝室やリビングに置いておきましょう。

 

●定番!大根蜂蜜

喉に効く食べ物と言えば大根蜂蜜があります。大根は喉の腫れを抑え、蜂蜜も同様に喉の炎症を抑えてくれます。

小さめに切った大根をはちみつに漬けて、半日から1日置けば、最もシンプルで簡単な大根蜂蜜の完成です。

細菌感染の多い冬に喉が痛い場合は、大根蜂蜜を作るときに、しょうがもプラスすると風邪予防になります。

 

●痰が出るならパイナップル

パイナップルに含まれる酵素は痰を切ってくれる働きがあります。声が枯れるだけではなく、いがいがして痰が出るような場合は、パイナップルがおすすめです。

そのまま食べてもよいですし、スムージーなど、喉に入れやすい形にしてもOKです。

 

声が枯れるとき、喉が痛いときには香辛料を食べないのもひとつのポイントです。

唐辛子やこしょうが効きすぎているタイプのメニューは避けて、優しい味で喉に入れやすいおかゆなどを食べましょう。

 (Photo by:http://www.ashinari.com/2011/04/01-346300.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-16掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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