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関節痛・腰痛

人工肘関節の3タイプ

 

肘は膝と違って体重によって日々負担がかかるものではありませんので、比較的負担を蓄積しにくいものです。そのため変形や軟骨の減りによって痛みを感じるようになり日常生活に支障が出るようになり、手術が必要になるのも肘関節の方が少ないのです。

 

 

肘関節置換術

そのため膝よりも肘関節の置換術というのは非常に少ない手術なのです。肘関節置換手術とは、肘関節の痛んだ部分を削ってその中にチタン製やポリエチレン製の人工肘を挿入して関節を再建する手術です。ただ、そもそもこの手術が必要になるまで肘関節が負担を蓄積するケースもあまりありません。これは膝や股関節の同じような置換手術が、合わせて年間で約10万件あるのに対し、肘の場合は1500件程度という数からもわかります。

 

人工肘関節のタイプ

リンク型

…このリンク型は連結型とも言いますが、上腕骨側と尺骨側の人工関節が蝶番で一体化しているものです。以前は完全なリンク型が使用されていたのですが、これは動きの範囲に遊びの部分がなく、関節に非常に大きな負荷がかかってしまうために人工関節が緩んでしまったり、壊れてしまうことが多くありました。

 

表面置換型

…この表面置換型は上腕骨(肘から上)側から尺骨(肘から下)側の人工関節が分かれているもので、関節の表面だけを換える方法で、リンク型よりも関節に負担がかかりにくいため、容易に壊れることがなくなりました。

 

半拘束型

…近年見られるようになったのがリンク型の進化版で、リンク型であり、遊びのある人工肘関節が開発されています。このタイプは骨を切除する量が少なく、骨同士を支える靭帯のバランスを調整する必要がないため手術を行うに当たっても安定して行うことが可能です。

 

 

人工肘で肘関節を再建しても十数年で再置換が必要になる可能性があります。そのため最初の手術で再置換術についての説明もなされます。

 

 

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2009/07/23-025199.php])

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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