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ガン・悪性腫瘍

がんのステージング TNM分類とは何か?

       

がん患者の治療方針を決める際に、最も重要なのはがんの広がり具合がどの程度なのかを、正しく、かつ迅速に診断し正確な病期分類を行う』ことです。


では、がんの病期分類(ステージング)とは原発臓器によって異なっているのでしょうか。

臓器によってそれぞれに特徴があるので、臓器ごとに分類を決めるほうが正確な診断が付けられると思えるでしょう。

もちろん、日本でも以前は各学会での治療方針をもとに病期分類をしていた時期がありました。しかしそのようなやり方は混乱を招くだけで診療上のメリットはほとんどないことがここ十数年でわかってきました。


UICC(International Union Against Cancer:国際対がん連合)は、万国共通の診断基準を設けることで、臨床医の治療計画作成時に役立つ分類表を設けました。

これは治療する病院がどこであれ、治療施設間の情報交換を容易にします。


それが原発腫瘍の拡がり(T)、局所リンパ節転移の有無と拡がり(N)、遠隔転移の有無(M)の3つ因子によって悪性腫瘍の拡がりを示すTNM分類です。

 

所属リンパ節転移や遠隔転移がなく、多臓器への転移がないほうが生存率が高いことがわかっています。(以下にTNM分類表1を原文そのまま表記します。)

 

TNM分類(以下の一般的定義は全領域の腫瘍に適用される)

T-原発腫瘍
TX:原発腫瘍の評価が不可能
T0:原発腫瘍を認めない
Tis:上皮内癌
T1,T2,T3,T4:原発腫瘍の大きさ、および/または局所進展度を順次表す

 

N-所属リンパ節
NX:所属リンパ節転移の評価が不可能
N0:所属リンパ節転移なし
N1,N2,N3:所属リンパ節転移の程度を順次表す
注:リンパ節への原発腫瘍の直接浸潤はリンパ節転移に分類する。所属リンパ節以外のリンパ節への転移は遠隔転移に分類する。

 

M-遠隔転移
MX:遠隔転移の評価が不可能
M0:遠隔転移なし
M1:遠隔転移あり


M1を以下の記号を用いて特定しても良い
肺:PUL、骨髄:MAR、骨:OSS、胸膜:PLE、肝:HEP、腹膜:PER、脳:BRA、副腎:ADR、リンパ節:LYM、皮膚:SKI、その他:OTH

 

以上の表1を基にした「胃がんのTNM分類」、「結腸・直腸のTNM分類」、「肺がんのTNM分類」、「乳腺腫瘍のTNM分類」などがあり、それぞれの細かいTNM分類を踏まえて病期分類『0期、Ⅰ期、Ⅱ期(A/B)、Ⅲ期(A/B/C)、Ⅳ期、Ⅴ期』の判断が成されていきます。


全体的なイメージとしては0~Ⅱ期レベルが比較的予後が良く、Ⅲ期以上は治療が長引き比較的予後不良ですが、それは原発腫瘍の部位にもよりますので、詳しくは主治医に確認をして頂いたほうが良いでしょう。

 

(Photo by: //www.ashinari.com/2013/10/14-383241.php?category=3)

著者: kyouさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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