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胃がんの病期診断(TNM分類)とその生存率とは?

            

胃癌の進行度は、UICC(国際対がん連合)のTNM分類に分類されています。

このTNM分類を基軸にして、グループ分けしたものを病期診断(ステージ)といい、画像検査や臨床診断によって病期診断が行われますが、手術加療を行う場合には、手術結果(病理検査)によって最終的な病期診断(Final Stage)が確定されます。

 

0期
粘膜固有層に浸潤していない上皮内癌で、所属リンパ節への転移がなく、遠隔転移のないもの。

 

ⅠA期
粘膜固有層または粘膜下層に浸潤する腫瘍で、所属リンパ節への転移がなく、遠隔転移のないもの。

 

ⅠB期
粘膜固有層または粘膜下層に浸潤する腫瘍で、1~6個の所属リンパ節転移は認めるが、遠隔転移のないもの。
固有筋層または漿膜下層に浸潤する腫瘍はあるが、所属リンパ節への転移がなく、遠隔転移のないもの。

 

Ⅱ期
粘膜固有層または粘膜下層に浸潤する腫瘍で、7~15個の所属リンパ節転移は認めるが、遠隔転移のないもの。
固有筋層または漿膜下層に浸潤する腫瘍があり、1~6個の所属リンパ節転移は認めるが、遠隔転移のないもの。
漿膜(臓側腹膜)に浸潤しているが、隣接臓器にまで浸潤していない腫瘍で、所属リンパ節への転移がなく、遠隔転移のないもの。

 

ⅢA期
固有筋層または漿膜下層に浸潤する腫瘍があり、7~15個の所属リンパ節転移は認めるが、遠隔転移のないもの。
漿膜(臓側腹膜)に浸潤しているが、隣接臓器にまで浸潤していない腫瘍で、1~6個の所属リンパ節転移は認めるが、遠隔転移のないもの。
隣接臓器にまで浸潤している腫瘍があるが、所属リンパ節への転移がなく、遠隔転移のないもの。

 

ⅢB期
漿膜(臓側腹膜)に浸潤しているが、隣接臓器にまで浸潤していない腫瘍で、7~15個の所属リンパ節転移は認めるが、遠隔転移のないもの。

 

Ⅳ期
隣接臓器にまで浸潤している腫瘍があり、所属リンパ節への転移があるが、遠隔転移のないもの。
*腫瘍の大きさ・浸潤・所属リンパ節転移に関係なく遠隔転移のあるもの。

 

数字が大きくなるほど進行した癌であることを表しています。

日本ではこのTNM分類の他に胃癌取扱い規約による病期分類が広く使用されています。

 

胃がん、腫瘍の大きさやその浸潤具合の他に、所属リンパ節への転移の有無が病期診断の鍵となります。

診断時に、他の臓器に転移しているばあいよりも局限している場合のほうが生存率が高いことが判っています。

また遠隔転移の評価が、生存率に大きく関与しています。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2009/02/13-013874.php)

著者: kyouさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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