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ガン・悪性腫瘍

知っていますか?かわりつつある乳がん手術の役割

                         

乳がん女性のがん罹患率の第一位となっており、年間約3万5千人が発症し、約1万人が死亡しています。

発症のピークは45~49歳とされていて、65歳未満の比較的若い女性の世代でがん死亡率の第一位になっています。

 

乳がんの病期は0期~Ⅳ期に分類されていますが、ステージⅠ~ⅢAに対して、外科的手術が適応とされています

最近では、乳房温存術乳房切除術とでは予後に差が無いことが報告されてきていて、手術はその絶対選択肢ではなくなってきています。

また、以前に比べ、手術は拡大手術ではなく縮小手術が行われる傾向になっています。

 

乳がんの外科的手術には以下のようなものがあります。


1.乳房温存術(腫瘤のみを摘出する乳腺腫瘤摘出術)


2.乳房切除術(乳房を切除、もしくは完全に切除する)
  a.胸筋合併乳房切除術
  b.胸筋温存乳房切除術

 

腫瘤の大きさによって切除範囲が決められます
腫瘤が3cm以上の大きな場合や、胸壁や皮膚へ直接浸潤して進行している場合には広範囲切除となります。


また、手術の際にはリンパ節郭清と呼ばれる「センチネルリンパ節生検」が行われ、リンパ節転移のある場合は腋窩リンパ節郭清が行われます。

 

乳房切除術の場合は、術後は腫瘤を切除した痛みそのものよりも、リンパ節郭清を行ったことによる上肢のむくみや動作痛のほうが酷いと言われ、その後のリハビリも大切となってきます。

手術後の予後が良ければ、その後の手術乳房再建なども実施可能です。

 

最近では乳がん発症前の遺伝子検査により、その高発症率が予測できるようになりました。

この遺伝子検査で高発症率者と判断された場合は、発症前に乳房を切除するケースも増えています。

有名なハリウッド女優がこの発症前乳房除去手術を行ったことで、このシステムに注目が集まりました。

 

上記のような発症前乳がんの手術は、早期がんでなければその後の再発もあり得るので、どうせするなら発症前にしてしまおうという前衛的な考えなのだと思われます。

欧米に比べると日本ではまだ症例は少ないですが、今後は、乳がんにおける外科的手術の役割が大きく変わっていくのではないでしょうか。

 

 

(Photo by://www.ashinari.com/2012/10/02-371361.php )

著者: kyouさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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