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ガン・悪性腫瘍

開腹から腹腔鏡へ 移り変わる胃がんの手術をご存知ですか?

胃がん治療法は、他の多くの悪性腫瘍同様、化学療法・外科的手術による病巣の摘出・放射線療法があります。

 

治療方針は癌の病期(ステージ)によって大きく変わりますが、原発臓器の病巣を全摘できる可能性が高いため、開腹手術、もしくは内視鏡による病巣の切除が選択されるケースが多いようです。

 

以前より、外科的手術は胃がん治療の根幹を成していて、胃切除術と同時にリンパ節郭清を行うのが根治術の基本です。

もし、がんの進行が進おり、固有筋層への浸潤もしくは超えていると術前診断がなされれば、大網膜・脾臓・胆嚢といった周囲他臓器合併切除を行う拡大手術が行われる場合もあります。

 

20年ほど前は、当たり前のようにビルロートI法および、II法という手術法が用いられてきました。

これは幽門側胃切除を行った後の再建方式で、ビルロート I法では残った胃と十二指腸を直接吻合します。

残胃が十二指腸に届かない場合は、ビルロートII法が用いられ、残胃と空腸を端側吻合します。

胃を全摘出した場合は、空腸を引き寄せるルー・ワイ法ダブル・トラクト法と呼ばれる術式が行われます。


しかし最近は、早期胃がんに対しては、腹部を直接開腹せずに腹腔鏡を用いて手術をするケースが増えています

これは、腹腔内に炭酸ガスを注入しひて膨らませ、臍部(おへそ)から高性能カメラ(腹腔鏡)を挿入します。

この際、手術操作に用いる器具を挿入するための小さな穴を(5~10mm)の小さな穴を左右に4~5ケ所開けます。

そしてモニター外面で確認しながら、原病巣である胃の切除と周囲のリンパ節の切除を行うものです。


臓器の切除範囲は腹腔鏡下の手術でも開腹手術でも変わりません。違いは、胃やリンパ節への到達経路とそれに要する創の大きさです。


腹腔鏡下の手術の場合は、傷が小さくてすむこと、術後の痛みが少ないこと、術後の消化管の回復が速いことが利点であり、入院期間が短く、比較的早く社会復帰ができることなどが選ばれる理由になっているようです。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2010/05/09-036525.php)

著者: kyouさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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