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ガン・悪性腫瘍

転移肝腫瘍や転移性肺腫瘍にも適応?がんの転移巣手術の進歩

  

近年の医学的技術の進歩と安全性の向上により、それまでは化学療法や放射線療法でしか治療できなかった転移肝腫瘍転移性肺腫瘍に対しても、積極的な転移巣の外科的切除が試みられるようになってきました。


その結果、一部の悪性腫瘍では、切除による治癒や延命を期待できることが明らかになってきました。


転移性肝腫瘍の場合、特に大腸がんでその有用性が明らかになっています。原発である病巣から門脈に乗って肝臓に転移巣を形成し、肝臓にとどまる時期を経て肝静脈系から肺へと転移する「カスケード理論」というものが提唱されていて、肝切除を行えば治癒の可能性があるとされています。


転移性肺腫瘍の場合は、卵巣がん、胚細胞腫瘍、絨毛癌、骨肉腫、Ewing肉腫、大腸がんでは、肺切除によって治癒や延命が期待できます。

胚細胞腫瘍、絨毛癌、骨肉腫、Ewing肉腫は化学療法を行った後に、画像検査で評価して外科的切除が可能かどうかを判断します。

 

転移巣を切除する条件
1. 原発巣がコントロールされていること
2. 肝臓あるいは肺に局限的であること
3. 病変が切除可能であること

 

転移個数は単発に対して多発のほうが予後不良ですが、転移巣を何個まで切除すべきかどうかは、手術する病院や医師によっても意見が大きく分かれています。

また、手術を受ける側にとっても、身体的・心理的に・社会的に大きな苦痛を伴うことですので、手術を受ける際は、受けるべきかどうかを医師とよく相談して受けるべきだと思います。

 

どちらにしても、以前は不可能もしくは無意味だと言われ、他の選択肢しか選ぶことができなかった転移病巣を抱えた患者にとって、転移巣の手術が可能とされたことは、大きな希望であると共に、がん治療においても大きな進歩だと言えるでしょう。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2013/10/17-383351.php?category=3 )

著者: kyouさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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