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介護・認知症

アルツハイマー型認知症の診断に有効! 脳血流SPEC検査とは

            

アルツハイマー型認知症の診断は、臨床的にも介護的にも大変重要です。

その後の治療をどのように行っていくか、また進行状況その他を慎重に判断するためにも、様々な検査を行い、総合的に判断していく必要があります。

 

アルツハイマー型認知症の検査には病状診断のためのスケール検査や心理検査、頭部CTやMRI、脳血流SPECT検査、脳波検査、血液検査や骨髄検査などがあります。

 

脳血流SPECT検査(single photon emission CT)
CTやMRIなどの形態学的画像診断法においては病初期には明らかな所見を認めないこともあります。

しかし、SPECTなどの機能的画像診断法においては比較的早期より側頭葉や頭頂葉の脳血流の低下を認めることがあり、早期診断に有効です。

 

脳波検査
アルツハイマー型認知症に特異的な脳波所見はありませんが、基礎波の低振幅(波形の振れ幅が小さい)や徐波化が認められます。

 

アルツハイマー型認知症の臨床経過における脳波所見の検討はされていますが、記憶障害が前景化する第1期では、多くの方は正常脳波であり、痴呆が進み高度となると大脳巣症状が出現する第2期になるとα波(リラックス時に多い)が乏しくなり、θ波(意識障害時に多い)が混在するようになるようです。

さらに症状が進行して第3期になると中~高振幅のθ波にδ波(寝ている状態)が混在するようになり、最終的には低振幅、不規則化し平坦化(不活動化)するとされています。

 

血液検査、尿検査、骨髄検査
血液、髄液、尿等の一般検査所見では、アルツハイマー型認知症においては特異的所見は認めません。

しかし、一見痴呆症状のように見える症状を示す感染症や、代謝性疾患の可能性を排除するために必要です。

 

アルツハイマー型認知症の診断マーカーとして髄液中のタウ蛋白の上昇や、β42の減少が見られるとの報告があります。

また、アポリポ蛋白Eのタイピングも痴呆の危険性として診断の補助に有効です。ただし、単独で有効だとされるマーカーは今のところ報告されていません。

 

点眼テスト
アルツハイマー型認知症の早期診断法として、正常者では反応しない低濃度のアセチルコリン拮抗薬の点眼によって瞳孔の散瞳が認められるというものです。これまでの試験結果からも効率で散瞳が認められていますが、脳血管性痴呆や正常者でも散瞳する例もあり、散瞳を認めればアルツハイマー型認知症であると断定するにはやや無理があるようです。

 

アルツハイマー型認知症は早期に診断するのが難しいと言われています。

症状や種々の検査結果を照らし合わせながら慎重に診断をしていくべき疾患だといえます。

 

(Photo by: //www.ashinari.com/2013/01/07-374852.php?category=176)

著者: kyouさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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