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介護・認知症

認知症にみられる行動の評価尺度が介護を変える!?

             

医学の進歩により、検査や診断、治療法がより進歩したとしても、認知症が罹患した本人にとって、そして家族にとっても辛い疾患であることに変わりはありません。

症状の進行を抑えたり、血流を改善して症状改善を図る薬が流通するようになったとはいえ、認知症に対する治療はまだまだ満足できるものではありません


そんな中、最近は認知症にみられる症状を「認知機能障害」、「精神症状」、「行動障害」、「ADL障害」に分類して捉えようとする傾向が出てきています。

家族が当然そうであったように、介護・看護の現場では、中核症状である認知機能障害にも増して、精神症状や行動障害は切実な問題です。

 

以前はこういう問題に積極的に触れず、避けようとする傾向がありましたが、今ではこうした問題に積極的に目を向けて対応していこうという動きになっています。

 

認知症にみられる行動・心理学的な兆候と症状」について、アメリカではBPSSD(Behavioral and Psychological Signs and Symptoms of Dementia)と呼びシンポジウムをはじめとした様々な研究会が開催されています。下記の内容を認知症でみられる知覚、思考内容、気分、行動の徴候および症状と定義しました。

 

そしてBPSSDを、本人や家族の面接から明らかになる心病理学的症状行動観察によって明らかになる症状に分けることが提案されました。

 

1.本人や家族の面接から明らかになる心病理学的症状
 不安、うつ気分、厳格、妄想…など。

 

2.行動観察によって明らかになる症状
 攻撃性、叫び声、不穏、焦燥、徘徊、社会文化的に不適切な行動、性的脱抑制、収集癖、暴言、つきまとい…など。

 

これらのことを参考にし、BPSSDの代表的な症状に対して評価尺度が作成され、その評価によってどのような治療をしていくか、また社会的な介入がどのていど必要かを検討していくシステムが構築されてきています。

 

代表的なBPSSDに対しては、様々な評価尺度が存在しています。

現在、その評価尺度を使用し、介護や看護の様々な場面に具体的に活かしていこうという動きが出てきています。

それは、家族が実際に介護を行う場面においても、実際に役立っていくことでしょう。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2013/10/25-383447.php?category=3 )

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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