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介護・認知症

何故?認知症の患者が家族や介護者に攻撃的になる、その理由

    

認知症患者に見られる独特な行動障害精神症状(徘徊、社会文化的に不適切な行動、収集癖、暴言、つきまといなど)の多くは、患者とその家族などの介護者間の相互反応に起因するとはよく言われています。


認知症をわずらう患者が、その家族や介護者に対して攻撃性を示すには、ある一定の状況で生じやすいと指摘されています。

介護者が患者に対応する際の行動例としてはつぎのようなものがあります。


1. 相手に対して早口でしゃべる
2. 行動を急がせる
3. 家族同士の口論
4. 患者のいうことに対する否定
5. 禁止や命令

 

などです。


要するに介護側が苛立ったり、焦ることが怒りの反応を生むと言われています。これは実際に臨床の場で経験してみると納得できる指摘でもあります。


特に「攻撃性」、「不穏」とまとめられる2つの症状に対して、まず患者の視力が良好で会話能力が不良であれば攻撃性を生じやすいことが明らかになっています。

逆に介護者が高年齢であったり、介護年数が長い場合には攻撃性を生じにくいことも明らかにされています。


前者については、周囲の状況を認識できるのに自分の気持ちを伝えられないことが攻撃性につながるものと考えられ、後者については患者の病前性格と今日までの行動様式の変化を知っていれば攻撃性を沈められるものと解釈できます。


身近な家族が認知症になり、それまでとは違った行動や、突拍子もない言動を繰り返すと、家族は驚き、焦り、どう対応したらよいか戸惑い、平常心を失います。

そのような状況で意図せず現れる言動(文句や愚痴や叱責など)が、患者の攻撃性や不穏をあおる結果になってしまうのでしょう。


家族が知るべきことは、まず「認知症」を知り、理解することです。

そして患者の病状を知り、それがどんなに受け入れがたい現実であっても「受け入れる」ことです。

大変難しいことだとは思いますが、それが患者にとっても家族や介護者にとっても必要なことだと言えるでしょう。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2013/10/25-383443.php?category=3 )

著者: kyouさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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