育児
アデノウイルスによる出血性膀胱炎
プール熱や流行性結膜炎などのウイルスの一種であるアデノウイルス。大人よりも子どもが感染しやすい尿路感染症の原因菌の一つです。
出血性膀胱炎とは
出血性膀胱炎は、尿道からウイルスに感染し、肉眼でわかるほど尿に血が混じります。一般的な尿路感染症では、尿が白く濁るのに対し、アデノウイルスによる出血性膀胱炎は、尿は濁りません。アデノウイルスの感染以外にも、薬剤や食物アレルギーなどでも起こることがあります。こどもでは、アデノウイルスの感染が一番多い原因です。
アデノウイルスによる出血性膀胱炎
アデノウイルスに感染すると、数日の潜伏期間を経て、排尿時の痛みと血尿が起こります。残尿感や微熱がでる場合もあります。アデノウイルスに効果がある薬は現在のところないので、自然に治るのを待つことになります。水分を十分にとり、排尿を促すことで、数日で症状が改善し、潜血反応も10日程度でひくのが一般的です。
子どものトイレの様子に注意
子どもが比較的よくかかるこの出血性膀胱炎ですが、子どもはきちんと症状をつたえないこともあります。なんとなく、トイレに行く様子がおかしいときには、小児科を早めに受診することをおススメします。
(Photo by:http://www.ashinari.com/2013/08/27-381303.php)
著者: カラダノート編集部