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気になる病気・症状

八重歯がある人とない人がいるのはどうして?歯の矯正のメリットやデメリットとは

かわいいというイメージもある八重歯。どうして八重歯のある人とない人がいるのでしょう。

 

■八重歯はせり出した犬歯

「八重歯」というのは俗称で、正確には「上顎犬歯の低位唇側転移」といいます。上側の犬歯(上顎犬歯)が、歯列より前(低位唇側)にせり出して、牙(転移)のようになっている状態ということです。

 

成人の歯は、上顎と下顎それぞれに14本ずつの合計28本あり、一般的には6歳ごろから乳歯から永久歯へと生え変わります。

生え変わる順番は、最初に第一大臼歯(上の奥歯から2番目)が生え、次に中切歯、側切歯(上下の前歯)が、最後に第二大臼歯(上の奥歯)という順番で生え変わっていきます。

 

だいたい12歳~13歳ごろまでにすべての歯が生え変わりますが、八重歯となる上顎の犬歯は、11歳~12歳頃と、比較的遅い時期に生え変わります。

このため、すでに歯が生えるスペースがいっぱいで場所がない場合や、顎の大きさが小さく歯の大きさとのバランスが取れない場合などに、外側にずれて生えてしまいます。これが、八重歯となる主な原因です。

 

■どうして牙みたいに尖っているの?

正常な位置にある犬歯は、肉など固いものをかみ切るときに使用する歯として、日々使われ、先端が丸くなっていきます。

しかし八重歯はかみ合わせができないため、使用されずに尖ったままとなります。

 

■八重歯の予防は子どものときから

八重歯は男の子よりも女の子に多く、右側よりも左側に多い特徴があります。これには噛む力と、右利きが多いことと関係しているようです。また、骨格的な遺伝も関係していると言われています。

 

八重歯にならないようにするためには、しっかりと噛んで食べることと、食事の内容も軟らかいものばかりではなく、顎を鍛える固いものも日常的に食べることが重要となります。

 

八重歯に限らず、健康な口腔環境をつくるためにも、子どもの頃から適切な食生活を身につけることが大切なのですね。

 

気になる八重歯、抜歯のメリットとデメリットは?

気になる八重歯を解決する際、八重歯を抜歯するか、抜かずに矯正するかは、意見や判断が分かれるところのようです。

ここでは八重歯の解消法として、抜歯をした際のメリットとデメリットを取り上げていきたいと思います。

 

■八重歯って抜いてもいい歯?

八重歯と呼ばれるのは、上顎の3番にあたる犬歯。乳歯から永久歯に生え変わる際に、スペースが不足して上方の唇側にずれて生えてしまった状態を八重歯と呼んでいます。

 

歯は1本1本にすべて役割がありますが、とくに犬歯には重要な役割があり、正しい位置に生えている場合は、咬み合せの「舵取り」となります。また、1点だけが鋭く咬み合うことによる「糸切り歯」としての役割を持ちます。

さらに、犬歯は「何かが触れる」という刺激に対して最も敏感な歯で、どの歯よりも長くて深い根を持っています。

 

八重歯によって口が閉じにくくなったり、唇の内側を傷つけるなど悪い点ばかりが気になると、「要らない歯」と感じるようになり、場合によっては歯科医師から抜歯することを勧められることもあるようです。

 

しかし、先にも述べたように、八重歯は歯の中で最も太くて深い根を持つ丈夫な歯。抜いてしまうことによって弊害が生じる場合もあります。

 

■犬歯を抜くことで起こり得るデメリット

●歯並びのバランスが悪く、貧相な口元になる

●口元の膨らみが減り、不自然に落ち込むなど、容貌に変化が出る

●将来に渡って残る可能性のある丈夫な歯を失うことになる

●八重歯を抜いたことにより、後方の2番と4番の間に隙間ができて、矯正が必要となる

 

犬歯を抜くことには弊害が多いことから、犬歯そのものを抜くことは少なく、小臼歯を抜いて矯正することによって、八重歯の位置を正しい場所に戻す方法が中心的になっています。

 

しかし矯正治療となると、それもまた二の足を踏んでしまうもの。そのため、なかには八重歯を抜歯することで問題を解決する人もいます。

 

■犬歯を抜歯することのメリット

●矯正しなくても八重歯による悩みを解消することができる場合がある

●犬歯を抜歯し残った歯の歯並びを整える、前歯のみの部分矯正で済む場合がある

 

実際、八重歯を抜歯したことにより歯並びの問題が解決した人や、抜歯しても顔貌や表情にも特に変化が生じなかった人もいるようです。

 

では、犬歯そのものを抜歯しない場合は、どのような八重歯の解決方法が考えられるのでしょうか。

 

●歯列矯正(全体矯正)

奥歯を含む全体の歯並びを調節することによって八重歯の位置を正しい位置に収めます。口腔内に明らかにスペースがない場合は、一般的には小臼歯を抜歯してスペースを確保し、全体の歯並びを矯正して犬歯を正しい位置に戻します。

自分の歯を生かせる、正しい咬み合せになるといったメリットがある一方、矯正の費用負担や、矯正に2年程度要するといったデメリットがあります。

 

●歯列矯正(部分矯正)

歯を少しずつ削ってスペースを作り、前歯のみの部分矯正によって八重歯を解消します。八重歯の症状が軽い場合は、犬歯を少し削ることで解消する場合もあります。

全体矯正よりも短期間で済みますが、一度削った歯はもとには戻らないので注意が必要です。

 

●人工歯(差し歯)を使う

歯全体を削り、歯の神経を取った後、歯根だけを残して土台を埋め込み、その上からセラミックなどで作った人工の歯をかぶせます。

八重歯を含む上の前歯2~6本だけといったような部分的な治療に向いており、治療期間が2~3か月と短いことが利点です。

 

 

治療方法にはそれぞれメリットとデメリットがあるため、自分の生活スタイルや悩みの深さ、長期的に見た希望をよく比較したうえで、治療方法を検討したいですね。

 

【 矯正後の後戻り 】リテイナーはいつまでやるの?!

歯の並びをよくするために「矯正」をすると、その後には必ず「保定」という作業をする期間があります。

 

これは矯正装置で少しずつ少しずつずらしていった歯の位置を固定するための期間のことで、一般的には「リテイナー」と呼ばれるマウスピースで行います。

実はこの「保定」の期間が一番患者さんが不安になる期間なんです。

 

矯正中は歯の並びが少しずつきれいになっていく様子を先生が何らかの形で示してくれると思うので痛いながらも楽しみもある期間ではありますが、「保定」の期間は患者さんにとっては何も変化がないように思えるので、いつまでやってればいいの?と多くの方が不安になるようです。

 

なのでここでは矯正期間のあとの「保定」という作業についてお話します。

 

【 後戻りはなぜするの? 】

歯は食べ物を噛む時などに衝撃をやわらげる役目もしています。

 

クッション効果は歯とアゴの骨をつないでいる綿のようなやわらかい線維から得られるものですが、矯正で歯をずらしていくとその繊維質が引き伸ばされる感じになり、矯正装置を外すと元に位置に戻ろうとする。

もしくは強制的に動かされた歯が、動いた中でもより安定した位置へ調整の意味で動こうとする。

これが後戻りです。

 

なので先生によっては多少の後戻りは体が自然に機能するためには必要な事と考える方もいますし、その逆で後戻りはよくないという考えの方もいます。

 

【 いつまでやっていればいいの? 】

まず、前述の通り保定とは移動した歯をその位置に固定させるための工程です。

 

なので動かした歯がそこに定着するまでということになるのですが、一般的に保定期間は、少なくとも矯正をしていた期間と同等くらいはやった方がいいとされています。

例えば矯正に2年かかったのなら保定は最低2年やった方がよい。という感じです。

 

基準があいまいな分、患者さんも不安に思う方が少なくありませんがこれには色々な考え方があり、先生によってもアプローチの仕方に違いがあります。

 

よく患者さんから「最近はリテイナーの頻度が”毎日1日中”から”3日に1回1日中”に減ったけど、リテイナーがきつくてせっかく矯正したのに歯が戻ってるみたい」と言われることがあります。

 

この動いた感じを”歯にかかる力がうまく流れるような安定する位置へ動いている”と捉えるか”矯正した歯が噛み合わせがよくない位置に戻ろうとしている”と考えるかはその患者さんの元々の状態やどんな治療をしたかなどによるので指導してもらっている先生にお聞きになるのが一番です。

 

そもそも十分な保定期間のあとにそこまで大きく戻ってしまうのでは、元々の治療計画が良くなかったと言わざるを得ません。

 

矯正するにあたって抜歯が必要な時もありますが、患者さんがどうしても抜きたくないというのであれば無理に抜くことはできません。

しかし、必要な抜歯をしないで無理やり矯正をしても”ある程度の結果”しか得られない時もあります。

 

患者さんと歯科医の意見や医師の疎通、情報の共有が最も大切な治療かもしれません。

 

皆さんももし矯正するのであれば、「なぜ矯正がしたいのか」「本当に矯正が必要か」を考え、矯正の治療内容をきちんと理解した上でやられたほうが良いですね。

 

気を付けて!大人の歯の矯正のメリットデメリット

歯の矯正を行うのは子どもばかりとは限りません。一般的には7-9歳くらいの永久歯への生え変わりが起きるときに矯正をした方が良いと言われていますが、大人になってから矯正するという方ももちろんいます。

大人になって歯の矯正をするときのメリットとデメリットを知って、その上で矯正をするかどうかを判断してください。

 

●メリットは見た目・社会性

大人になって歯の矯正をしようと思った方に多いのは『笑う姿に自信を持ちたかった』『歯に対するコンプレックスを減らしたかった』などの理由が多いです。

 

もともと人をパッと見た時に目がいくのは顔が多いですが、歯も顔にあるので人の印象の一部となります。

実際にアメリカのビジネスシーンなどでは歯の矯正をしていないのは問題と考える方もいるようです(アメリカでは歯列矯正に対する認知度が高く、一般家庭では子供のうちから歯列矯正をすることが多いことも関係している)。

 

●デメリット①費用が高い

費用が高いというのは子供の歯の矯正にはあまりないデメリットです。子供の歯の矯正にかかる費用は一般的に40-50万円程度と言われているのに対して、大人の歯の矯正にかかる費用は100万円を超えることも多いです。

大人になると永久歯もしっかりと生えそろっており、歯の位置を変えるにも費用がかかりやすいというデメリットがあります。

 

●デメリット②時間がかかる

子供の歯の矯正に比べると大人の方が永久歯が生えそろった後ということから歯の矯正に時間がかかりやすいというデメリットもあります。

子供の場合は1-2年の治療期間に1-2年の保定期間ですが大人の場合、保定期間は変わらなくとも治療期間が3-4年に及ぶ例もあります。矯正中はものが食べにくいなど生活上注意しなければならないことも多く、負担に感じる方もいるようです。

 

大人の歯の矯正のメリットは社会的な見た目、自分のコンプレックスの解消です。一方で、子どもの歯の矯正とくらべると高額で、時間がかかりやすいというデメリットも持っています。矯正を希望している方は、デメリットを踏まえたうえで検討しましょう。

 

【舌側矯正を考えてる方へ】デメリットも知ってますか?

舌側矯正(リンガルブラケット)とは矯正をするブラケットという装置を歯の舌側に付け、そこにワイヤーを通しつなげるようにして行います。

 

やるからにはメリットとデメリットの両方を知ったうえでやった方が主に精神面で過ごしやすくなります。

 

【 舌側矯正のメリット 】

・装置がすべて歯の舌側にあるので、一般的なワイヤー矯正にくらべると矯正をしていることがほとんどわかりません。

 

【 舌側矯正のデメリット 】

・ 初期はかなり痛みが伴うことが多い。

・ 治療中は歯垢除去などのケアが極めてしずらくなる。

・ 虫歯になりやすくなる。(矯正全般)

・ 歯の根っこが溶けることがある。(矯正全般)

 

という一般的なワイヤー矯正のデメリットに加えて

・ ワイヤー矯正に比べて治療期間が長くなる。(1.5~2倍)

・ ワイヤー矯正に比べて治療費が割高になる。

・ 歯の舌側に付けるため、違和感がかなりある。

 

などがあげられます。

 

【 矯正の流れ 】

(ワイヤー矯正と同じ)

・ 通常のむし歯治療と同様に事前に検査を行います

・ その結果むし歯や歯周病があった場合はそちらを優先して治療を行います。

・ 親知らずや矯正にとってジャマだと判断された歯は抜きます。

・ 装置を取り付けます。

 

装置を取り付けてからは1・2ヵ月に1回来院してもらい、進行状況を確認したり装置の調整を行ったりします。

 

理想の歯列になったら「保定」という段階に入ります。

保定にはいろいろな装置を使う方法がありますが、きれいな並びになった歯が元の位置に戻らないようにするための処置をします。

これはその患者さんや装置によって期間がさまざまで、1年くらいのものや一生かかるものもあります。

 

矯正をすると見た目が良くなりブラッシングもしやすくなりますが、その一方でむし歯になりやすくなったりと良くない面も出てきます。

私が勤めていた歯科医院では、審美的(見た目の)理由でどうしてもやりたい!という方以外はお断りしていました。

ご自分が納得されてから治療に臨みましょう!

 

【 目指せ横顔美人! 】矯正で変えられるEライン?!

矯正をする理由はさまざまです。

歯並びを良くする・顎と歯のバランスが良くないため本数を調節するなどその人によって色々あります。

その中で、女性に多いのが歯が前突しているために横顔がコンプレックスという理由です。

横顔は頬骨の高さなど骨格でほぼ決まってしまいますが、口元だけは歯並びでかなり改善することができます。

特に上顎前突といういわゆる出っ歯状態の方は矯正治療でより強い効果を得られます。

 

【 理想の横顔 】

では理想とされる横顔はどんな感じか考えてみましょう。

 

横顔の美しいラインのことを「Eライン」と呼びます。

これは横から見たときに鼻とアゴの2点を結んだ線よりも内側に唇がある状態です。

テレビなどで女優さんや俳優さんを見ていると、この「Eライン」に当てはまる人が多いです。

 

しかし残念ながら多くの日本人は口元がEラインより出ていて緩んでいるのが特徴です。

 

【 口元を低くするには? 】

一概には言えませんが、抜歯が必要になるケースもあります。

前突した口元や前歯を後退させるには、小臼歯などを抜いて前歯を後ろにずらすという作業がイメージしやすいですよね。

 

患者さんによって程度がさまざまなので使用する装置もそれに合わせて使い分けるのですが、症状がひどい方の多くにはブラケットという装置をつけてワイヤーで引っ張る方法がとられます。

以下は装置の種類です。

 

メタルブラケット

クリア(セラミック)ブラケット

(photo by http://www.kyousei-shika.net/kyousei_html/illust/index2_souchi.htm)

 

どちらを選ぶかは見た目の問題で判断していただいていいのですが、症状の程度によりクリア(セラミック)ブラケットは多くの場合メタルブラケットより治療期間が長引くことが多いです。

 

リンガルブラケットという歯列の内側(舌側)に装置をつける方法もありますが、それはクリア(セラミック)ブラケットよりも治療期間が長引くことが多いと言われています。

 

得られる効果はやはり患者さんの状態によって差が出てくるので、やってから後悔なんて事にならないように事前によく歯科医の先生とご相談してくださいね。

 

抜歯矯正で「ほうれい線が出る」?「顔が痩せる」?抜歯で気になる顔の変化って何?

大人になってから顔の印象をよくしようと、歯並びを治療する方もいると思います。歯並びの悪さの程度や、どの様な並びになっているかによっても大きく変わりますが、比較的短期で簡単な矯正で済んでしまう場合もあれば、長期の治療や抜歯が必要になる場合もあります。

 

抜歯で気になる顔の変化

抜歯矯正をした結果、その影響で顔に変化が起こることを気にする人もいます。特に女性の場合、抜歯によって皮膚がたるむのではないか、それによってほうれい線が目立つのではないか、といった懸念をすることがあります。あるいは顔が痩せると聞いたことがある人もいるかもしれません。顔やせなら嬉しいですが、ほうれい線は嫌ですよね。実際に矯正のための抜歯でこうした顔の変化が起こることはあるのでしょうか。

 

歯科医師の見解は「顔の変化は関係ない」

矯正歯科医の判断としては、抜歯と顔の変化の因果関係はないとされています。可能性としては抜歯矯正をして、歯を大きく動かして顔の皮膚に変化が出ることはあるのかもしれません。しかし歯を動かす矯正で、そこまで激しい動きをすることはありません。そのため一般的に行われる矯正では、ゆっくりと歯を動かしていきますので、皮膚への影響は少ないのです。

 

どうしても顔の変化が気になるなら…

どうしても抜歯矯正による顔の変化が気になる場合には、手術の例を写真で見せてもらいましょう。実際に手術をした人の、術前・術後の写真を見比べることで、具体的に雰囲気をつかめます。

 

顔への変化が不安のまま手術を受けるというのは、よくありません。歯科医に「大丈夫ですよ」と言われても歯科医が言う大丈夫と、自分の想像する大丈夫のイメージなんて共有できるわけがありません。そのため、わからないまま矯正を受けて後悔するより、術前にしっかりと自分のイメージを固められるようにしてあげましょう。

(Photo by: http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-14掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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