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生活習慣病

気をつけるべき合併症 心筋梗塞治療後に起こるポンプ失調

        

心筋梗塞を起こすことにより左室収縮機能障害を生じて、全身に必要なだけの血液を心臓が送り出せない場合をポンプ失調といいます。

心原性ショックや心不全はそのポンプ失調にあたり、急性心筋梗塞の合併症としてもよく知られています。


心筋梗塞の治療後、一旦は安定したとしても、喫煙などの生活習慣の改善などをせずに日常生活を送っていると、心不全を起こす場合があります。

 

心原性ショックによる臓器不全は短時間のうちに進行し不可逆性に陥ってしまうため、最適の治療をできるだけ早期に実施する必要があります。

末梢循環不全は長引くほど予後は不良であり、血行動態が改善したとしても、多臓器不全で死に至ってしまいます


治療方法としては以下の補助循環があります。

 

大動脈内バルーンパンピング(IABP)
急性心筋梗塞の心原性ショックに対するIABP単独治療の効果は低く、再灌流療法と併用することで有用とされている補助循環療法です。

これは心拍出量の15%程度を補助するにすぎないため、自己心臓の収縮がほとんど期待できない場合には、経皮的人工肺装置(PCPS)を使用することになります。

 

経皮的人工肺装置(PCPS)
PCPSは、経皮的にカニューラを挿入することにより、流量補助を行う人工心肺装置を内科的に使用する方法。

心臓の右房からポンプにより脱血した静脈血を人工肺で酸素化し、大動脈から送血することで全身の血液潅流を維持するものです。

 

心原性ショックでは末梢循環不全と急性心筋梗塞の両者を同時に治療する必要があり、ともに治療効果が得られなければ致死的となります。

予後改善には閉塞冠動脈の再開通が必須で、なおかつショックから再開通が得られるまでの時間が短いことが重要となるようです。

 

一度心筋梗塞を起こし、壊死した部分はもとにはもどりません

大切に使ってポンプ失調などの機能障害を起こすことのないよう、注意することが重要です。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2013/05/05-378321.php )

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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