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生活習慣病

心筋梗塞治療後に起こる心破裂とは? 

       

心破裂とは、心筋梗塞などの治療後に、心臓の壁に穴が開き、破れてしまうことを言います。急性心筋梗塞で壊死した心筋が、心臓の圧力に耐えられず、左心室の外壁に破裂が生じる場合が多いとされます。

 

心破裂
心破裂は、心筋梗塞症急性期治療後の脆弱な心筋組織が破綻することにより生じます。

生じる部位によって左室自由壁破裂、心室中隔穿孔、乳頭筋断裂があります。左室自由壁破裂の死亡率が最も高く、今後の治療課題の一つです。

発症頻度は少ないとされていますが、発症すると死に至る確率が高いため予防対策が必要となります。

 

自由壁破裂
冠動脈の再灌流療法に成功した症例では、発症例が減少すると言われています。一方、血栓溶解方法はその後の心破裂を増加させる可能性も指摘されており、注意を払う必要があります。

70歳以上の高齢者で高血圧を合併する場合には、再灌流療法として経皮的冠動脈形成術(PTCA)が選択されることが多いようです。

 

心室中隔穿孔
自由壁破裂と同様に心筋梗塞発症後1週間目に発症のピークがあります。

聴診上胸骨左縁3~4肋間に汎収縮期雑音を新たに聴取した場合は、心室中隔穿孔を強く疑います。特にショック例では早期の手術が必要だとされています。

 

乳頭筋断裂
急性心筋梗塞後に重篤な僧房弁閉鎖不全を生じるのは、乳頭筋断裂あるいは腱索断裂であり、左心不全からショックを起こします。

僧房弁閉鎖不全は手術適応であり、弁置換術または弁形成術を施行します。

 

急性心筋梗塞の予後は再灌流方法などの治療の進歩により、ここ20年余りで顕著に改善されました。

しかし治療後の心原性ショックや心破裂例の死亡例は未だ高く、今後の治療対策がさらに必要だと言われています。


一度心筋梗塞を起こし、壊死した部分はもとにはもどりません

特に高血圧症の方は血圧をコントロールすることを心がけ、高コレステロール血症や糖尿病の方は生活習慣を改善していくことが必要です。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2012/12/12-373955.php )

著者: kyouさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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