妊娠・出産
「え!?こんな所にまで!?」乳房に出来た妊娠線!妊娠線ケア方法
妊娠中の体重増加によってお腹や腰、ふともも、足の付け根などに妊娠線ができてしまうことがあります。気をつけていても出来てしまった妊娠線・・・。
よくよく見ると・・・実は、乳房にも妊娠線が出来てしまうのです!!「え!乳房も妊娠線が出来てる!」とビックリするママは少なくないはずです。
そこで、今回は、乳房にできてしまう妊娠線について紹介します。
なぜ乳房にも妊娠線ができる?
妊娠線は急激な体重増加によってできます。皮膚は、一番表面から、表皮・真皮・皮下組織という順で構成されていて、太ると、徐々にこれらも伸び始めます。
一番表面の表皮は、妊娠時のお腹の膨らみや、他の部位の増加についていける程の柔軟性があります。
しかし、真皮や皮下組織には表皮ほど柔軟性がありません。そのため、太る体についていくことができず、亀裂が入ってしまうことで妊娠線ができてしまうのです。
実は「乳房」もできやすい部位の一つ
妊娠線はお腹にできることが多いですが、乳房もできることが多い部位のひとつ。
何故なら、乳房も妊娠すると大きくなるからです。妊娠するとホルモンバランスが変化します。
その変化によって、乳房は母乳生成の準備をしはじめることに。そうすると乳腺が発達し、乳房が大きくなったり、張りだしたりしてくるのです。
つまり、乳房が大きくなるスピードに皮膚の伸びがついていけなくなってしまい、乳房にも妊娠線ができてしまう結果に。
乳房は産後も要注意
お腹は出産すると小さくなっていきますので、産後は妊娠による妊娠線がお腹にできることはありません。
しかし、乳房は母乳を作るために大きくなりますので、母乳育児の場合は産後にも妊娠線ができる可能性があります。
産後は母乳生成のため、乳房がパンパンに張りだし、常のバストサイズより2~4個程はサイズアップします。
人によっては メロンやスイカが2玉並んだ状態!といっても過言ではありません。特に出産した日から一週間くらいが、一気に大きくなる時期なので注意が必要です。
授乳を終えた乳房の妊娠線は?
授乳が終わると、乳房は元の大きさまたはそれ以下にサイズダウンしてしまいます。しかし、妊娠線は一度出来てしまうと消えることがありません。 乳房に出来てしまった妊娠線も残ったままとなります。
そのため妊婦の方の多くは、少しでも妊娠線が出来ないように、と保湿クリームなどを塗って予防されるようです。しかし、妊娠線の出来る人・出来ない人は体質が大きく関わってきますので、予防をしても完全に防げるとは限りません。
乳房に出来た妊娠線のケア!
出来てしまった妊娠線は、もう仕方の無いものです。ですので、出産を頑張った証!と思って前向きにとらえましょう。
大切なのは、出来てしまったからと言って放置をしないこと。出来てしまった妊娠線もケアすることで、目立ちにくくなるかもしれません。
1.保湿クリームで乾燥を防ぐ
妊娠線が悪化しないように、とにかく保湿クリームをぬって乾燥を防ぎます。妊娠中に使用していた妊娠線専用クリームがあれば、そのまま使用してください。
そして、絶対に掻かないこと。掻くと確実に悪化に繋がります。かゆみを防ぐためにも、しっかりと保湿しましょう。
軽い妊娠線であれば、産後にしっかりとケアをすることで、薄く目立たなくなるかもしれません。
2.美容整形で治療も
一刻も早く目立たなくしたい、という方は美容整形での治療という手もあります。
しかし自由診療のため、保険が適応されません。そのため治療費が高額になることも。
妊娠線は頑張った証
妊娠・出産に伴って、体型の変化や妊娠線などといった自分の身に起こる様々な変化。ママが想像していた“妊娠・出産”以上に大変なことかもしれません。しかし先ほども申しました通り、出来てしまった妊娠線は、ママが出産を頑張った証!
大切なことは、そのあともきちんとケアをし続けることです。乳房の妊娠線には、しっかり保湿クリームを塗って予防、対処してくださいね。
(Photo by:https://www.photo-ac.com/)
著者: カラダノート編集部